Acompany、秘密計算研究機関『Confidential Computing Lab』を設立
株式会社Acompanyが、2025年4月1日にハードウェア型秘密計算に特化した研究機関『Confidential Computing Lab』(以下、CC Lab)を設立しました。この新機関は、同社が持つ最先端の技術を活用し、製品開発を加速するための重要なステップとなります。
進化するプライバシー保護技術
Acompanyは、既に国内初となる秘密計算を用いたデータとAIを守るセキュリティサービス『AutoPrivacy AI CleanRoom』を発表しており、プライバシー規制に遵守したデータクリーンルームサービス『AutoPrivacy DataCleanRoom』も提供しています。これらのサービスの中核に位置するのが、ハードウェア型秘密計算と呼ばれる技術です。
このハードウェア型秘密計算は、データを暗号化したまま計算することが可能な技術であり、信息の機密性を保証するだけでなく、実行コードの整合性も担保します。国内では特に、政府系クラウドでの導入が進められており、AppleやGoogleといった海外企業もいち早くこの技術を採用しています。
CC Labの役割と目指す方向性
CC Labは、執行役員CROに就任した百瀬孝紀が初代所長を担い、ハードウェア型秘密計算の研究だけでなく、学術コミュニティとの連携を図ることも目指します。この機関では、以下の3つの主要な取り組みが行われます。
1. ハードウェア型秘密計算に関する研究
2. 学術・技術コミュニティとのコラボレーション
3. 製品開発および製品評価に関する研究
今後、Acompanyは、これまで培ってきた技術力をさらに深化させ、より安全にデータとAIを活用できる環境づくりを目指していきます。
貢献する視点からの活動
CC Labの設立は、Acompanyが求めるプライバシー保護とデータセキュリティの強化を実現するための重要なマイルストーンです。企業活動や個人データの利活用が大きな課題となっている今、Acompanyが推進するハードウェア型秘密計算は、その解決策を提供する道筋を示すものとなるでしょう。
この技術が進化することで、プライバシーの観点から困難が多かったデータの利活用が、より安全かつ効率的に行えるようになることが期待されます。
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