物流革新「AIてむ鑑定士」
2024-07-30 13:19:19

物流業界に革命をもたらす「AIてむ鑑定士」の導入と展望

株式会社椿本チエインは、物流業界に向けた新たなソリューション、「AIてむ鑑定士®」の提供を開始しました。この技術は、AI技術のリーダーであるEAGLYSとの共同開発により実現したもので、物流の効率化と自動化を目指しています。「AIてむ鑑定士」は、最新の画像認識技術を駆使し、物体の瞬時検知と判別を可能にします。具体的には、トレー式自動仕分けシステム「リニソート」に組み込まれ、商品をリアルタイムで把握し、自動的に仕分けることができるのです。

高速・高精度な認識力


このシステムの特長は、高速かつ高精度な認識能力です。自社調査によると、約0.1秒から0.4秒という短い時間での認識を実現しており、正解率は驚異の99.99%を達成しています。類似商品であっても瞬時に識別できるため、従来のバーコードやRFIDによる仕分け作業から解放され、ラベルやタグの準備も不要です。このことにより、作業の手間を大幅に軽減し、物流現場での人的コストの削減が期待されています。

導入と運用の実績


「AIてむ鑑定士」は、既にセンコーの複数の物流センターで導入が進んでおり、実運用が開始されています。このシステムは、商品投入作業者が結果を端末や専用Webシステムで確認できるため、作業の効率化にも寄与しています。今後も、導入の拡大とともに、画像データの蓄積やAI運用のノウハウを基にしたシステムの改良が進められる予定です。

物流業界の未来を見据えて


さらに、「AIてむ鑑定士」は今後の展開として、他の搬送システムへの実装が計画されています。「T-AstroX」や「T-Carry System」など、様々なシステムに組み込むことで、機能の幅を広げられる見込みです。この技術により、物流業界の省人化や無人化が進むことが期待され、長時間労働や人手不足といった社会的問題の解決にも貢献していくでしょう。

開発の背景と今後の展望


この技術の開発は、2020年に始まりました。当初は無人化を目指す物流センターにおける要素技術としてスタートしましたが、次第にその有用性が認識され始め、具体的な形へと進化しました。2021年にはEAGLYSとの資本業務提携により、さらなる技術革新が展開されています。

「AIてむ鑑定士」は、ただの物流支援技術にとどまらず、商品の自動識別を実現することで、作業効率の大幅向上と同時に労働条件の改善にも寄与するものです。これからの物流業界の新たなスタンダードを築くことが期待されています。

お問い合わせ先


物流業界の革新を担う「AIてむ鑑定士」についての詳細は、株式会社椿本チエイン マテハン事業部第一営業部流通営業1課までお問い合わせください。電話番号は03-6703-8402です。


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会社情報

会社名
株式会社椿本チエイン
住所
大阪市北区中之島3-3-3中之島三井ビル
電話番号
06-6441-0011

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