夏の必須アイテム！汗をかく季節の塩分補給法とは

暑い夏がやってきました。気温や湿度が高くなるこの時期、私たちの体は大量の汗をかいて、体内の塩分を失いやすくなります。こうした背景から、塩分補給の重要性が改めて注目されています。今回は、株式会社クロス・マーケティングが実施した「塩分補給に関する調査（2025年）」を元に、塩分補給の具体的な方法や実態を探ります。

調査概要

本調査は、全国20歳から69歳の男女を対象として行われました。特に夏場の汗をかく機会が増える中、塩分補給に関する意識や行動を聴取しています。調査結果は、普段摂取を控えている食品や、暑い時期に意識して摂取するもの、汗をかいた後の塩分補給方法についてのデータを含んでいます。

塩分補給の実態

調査結果によると、冒頭で触れたように、普段摂取を控える食品のトップは「糖分・糖質」で約26%を占めています。次に、「脂質」や「アルコール」、「塩分・ナトリウム」が続きます。また、塩分の摂取については、高齢層ほど意識を持って控えていることがわかります。

一方、夏場に意識的に摂るものとしては「水分」が44%と圧倒的に高く、次いで「塩分・ナトリウム」が23%となっています。さらに、塩分補給の方法については、特にスポーツドリンクが35%と最も多く、男性50代と60代ではこの割合が高まります。

汗をかきやすいと感じる人は多い

興味深い点は「汗をかきやすい」と感じる人が71.7%にものぼることです。特に男性の50代はその割合が高く、実に40%が「とても汗をかきやすい」と回答しています。暑い時期に対しては、体のニオイへの懸念やデオドラントを使用する人が多く、年齢を重ねるにつれて水分摂取の仕方にも気をつけている傾向が見えます。

暑い時期の注意ポイント

調査によると、暑い時期に気をつけている点は大きく二つに分けられます。一つは、汗をかくこと自体よりもそのニオイが気になり、デオドラントを使用したり汗拭きシートを活用する傾向が強まります。もう一つは、水分補給に対する意識です。「一気に水分を摂取しないように、小まめに飲む」を心掛けることや、「塩分の重要性は理解しているが、摂り過ぎには注意が必要」といった考え方が普及しています。