デジタル地域通貨の新展開!
東京都の世田谷区と板橋区が提供するデジタル地域通貨、「せたがやPay」と「いたばしPay」が新たに現金チャージ機能を強化しました。これは、2025年2月3日からローソン銀行のATMを通じて行えるようになる画期的な取り組みです。これにより、全国のローソン店舗に設置された約13,500台のATMで、24時間いつでも現金を使ったチャージが可能になります。
ATMからの現金チャージに新たな選択肢が登場
この新しいチャージ方法の導入には、株式会社フィノバレーがローソン銀行と協力して取り組んだ背景があります。フィノバレーはデジタル地域通貨事業を推進する企業で、今後も利便性向上に向けた施策を続ける意向を示しています。ATMでのチャージ対応は、ユーザーにとって大きな利点になるでしょう。これにより、現金での決済方法が容易になり、地域通貨の利用促進が期待されます。
オンラインチャージの対応も拡大中
さらに、2024年5月以降「せたがやPay」では金融機関からのオンラインチャージにも対応することが決まっています。メガバンクを含めた300以上の銀行がこの取り組みに参加し、ユーザーはより便利に地域通貨を利用できるようになります。これにより、地域経済の活性化にも寄与することが期待されています。
せたがやPayとは?
「せたがやPay」は、2021年2月から東京都世田谷区の支援を受けて運営されています。アプリを通じて簡単に現金をチャージし、世田谷区内の加盟店での利用が可能です。初期投資が不要なため、商店にも導入しやすく、地域活性化にも貢献しています。また、行政ポイントの受け皿としても機能し、地域の情報インフラ整備が進められています。
いたばしPayの取り組み
一方、板橋区で提供されている「いたばしPay」は、地域住民や事業者の支援を目的として2022年10月に開始されました。最近では、健康促進と連動させた「いたPay健幸ポイント」制度もスタートし、地域の健康意識を高める新たな取り組みが評価されています。1日の歩数や食事を記録することでポイントが貯まる仕組みで、全ユーザーの約2割が利用中です。
MoneyEasyによる地域通貨の普及
フィノバレーが提供する「MoneyEasy」は、スムーズな地域通貨サービスを短期間でリーズナブルに開始できるプラットフォームです。このシステムを活用すれば、店舗は初期投資を抑えつつ、デジタル決済を導入できます。今後も各地域での利用促進が期待できるでしょう。
今後の展望
フィノバレーは引き続き、より良いユーザー体験を提供するために様々な取り組みを進めていく予定です。地域通貨の普及によって地元経済がさらに活性化され、地域の絆が深まることを願っています。デジタル地域通貨が持つ可能性はまだまだ大きく、未来の取組みにも注目です。
これからも、デジタル地域通貨がどのように進化していくか、目が離せません。