SNS投稿でワクチン支援!"#キャップアクション"キャンペーンが1万件超え、11,266人分のワクチンを途上国へ
認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(以下JCV)が開催した、SNS投稿でSDGsに貢献できるキャンペーン「#キャップアクション」。環境月間に合わせて実施されたこのキャンペーンは、ペットボトルキャップの回収リサイクルと途上国のワクチン支援を同時に促進することを目的としています。
2024年6月3日から7月1日までの期間中に、InstagramまたはXで「#キャップアクション」を付けてペットボトルキャップにまつわる写真や動画を投稿すると、1投稿につき1人分のワクチンがJCVを通して支援国に寄付される仕組みです。
今年のキャンペーンでは、昨年を上回る11,266件の投稿が集まりました。この結果、ご協賛企業7社の協力により、投稿数と同じ11,266人分のワクチンが、JCVの支援国であるミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの4カ国の子どもたちに贈られます。支援は2024年末に実施予定です。
多様な投稿で広がる支援の輪
キャンペーンには、お弁当と一緒に飲んだペットボトルの写真を投稿する人、ペットボトルキャップを遊び道具とするペットの姿を投稿する人、AIでキャップを描いたアート作品を投稿する人など、様々な形で参加がありました。
投稿やコメント機能を通して、自身のフォロワーにキャンペーンへの参加を呼びかける人も多く見受けられ、SNSを通して人から人へ活動や支援の輪が広がっていく様子が見て取れました。
ペットボトルキャップ回収で実現するダブルの社会貢献
JCVでは、2005年から、ペットボトルキャップ回収による子どもワクチン支援を行っています。キャップを集めて、JCVと連携する回収・リサイクル業者やスーパーマーケットなどの回収拠点にお持ち込みいただくと、その売却益の一部が途上国の子どもワクチン支援につながる仕組みです。
ゴミ削減や環境保護と同時に、途上国のワクチン支援にもつながるダブルの社会貢献活動として、個人だけでなく、多くの企業・団体・学校が活動に参加しています。SDGsへの関心が高まっている近年、その活動の輪は年々広がり続けており、現在、ペットボトルキャップを受入れ可能な回収・リサイクル業者は全国100拠点以上。ポリオワクチン換算で年間130万人分以上の子どもワクチン支援につながっています。
30周年を迎えた子どもワクチン支援活動
ポリオ、はしか、結核などの感染症は、途上国においては日常の脅威として、多くの子どもたちの命と笑顔を奪い続けています。その数は1日4,000人。20秒に1人の子どもたちが、ワクチンさえ接種をすれば防げる病気で亡くなっています。
JCVは、途上国の子どもたちにワクチンを届け、彼らの命と未来を守る活動「子どもワクチン支援」を行う民間の国際支援団体です。UNICEFや各国の保健省と協力し、1994年から世界10カ国で活動を行い、これまでに1億2,759万8,996人の子どもたちにワクチンを届けてきました。今年、活動30周年を迎えました。
まとめ
「#キャップアクション」キャンペーンは、SNSを通して手軽に社会貢献できる取り組みとして注目を集めています。ペットボトルキャップという身近なものを通して、環境問題と途上国支援という2つの課題に取り組む、JCVの活動は、今後も多くの人の心を動かすでしょう。