栃木県那須塩原市で、AI技術の第一人者である株式会社ABEJAの代表取締役CEO、岡田陽介氏による特別講話が開催されます。このイベントは、未来のキャリアを考える高校生に向けたもので、最新のAI技術とその可能性を紹介する機会となります。日時は令和6年12月6日(金)の13:45から15:05まで、場所は栃木県立黒磯高等学校で行われます。対象は1年生と2年生で、テーマは「もし自分が今の知識を持ったまま高校生に戻れたら」。岡田氏が自身の経験をもとに、現代の高校生に向けて新しい視点を提供します。
岡田氏は1988年生まれで、愛知県名古屋市出身。10歳からプログラミングに没頭し、特に高校時代にはコンピュータグラフィックスを専攻し、文部科学大臣賞を受賞するほどの実力を持ちます。2012年に設立した株式会社ABEJAのCEOとして、AIとデータ解析の分野で数多くの実績を残し、ディープラーニング協会の理事なども務めています。最近では、AI社会実装の有識者委員会にも参加し、教育への普及にも力を注いでいます。
今回の講話では、岡田氏がもし高校生の頃に現在の技術や知識を持っていたなら、どのような道を選んで社会に貢献していたのかを語ります。これにより、高校生たちがこれからのキャリアをどう考えていくべきかを考えるきっかけを提供します。また、AIがどのように社会を変革し、どのように使いこなすべきかについても触れる予定です。
この取り組みは、那須塩原市が進めるデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環です。今後、他の高校への展開も視野に入れており、地域の学生たちに触発を与えることを目的としています。市ではDXの推進を通じて、持続可能な街づくりを目指しており、その中で岡田氏がDXフェローとして貢献しています。
市の公式サイトには、那須塩原市におけるDX推進戦略が詳細に紹介されています。このような講話を通じて、若い世代がAIの可能性に触れ、未来を切り拓く力を育むことが期待されています。将来のリーダーたちが、どのようにAIを活用し、社会に貢献するのか、その一歩を踏み出す場となることがこの講話の目的です。岡田氏の熱意と専門的知識が、高校生たちにどのような影響を与えるのか注目されます。