MIRARTHアセットマネジメント、初の系統蓄電所を神奈川で商業運転開始

MIRARTHアセットマネジメントが神奈川愛川町に系統蓄電所を開設

2023年9月1日、MIRARTHホールディングスのグループ会社、MIRARTHアセットマネジメント（以下「MAM」）は、神奈川県愛甲郡愛川町に初の系統蓄電所「MSB（ミラースストレージバッテリー）神奈川愛川蓄電所」を開設し、商業運転を開始しました。これは、株式会社パワーエックスとの協力によるもので、同社が開発した蓄電システム「Mega Power 2700A」を用いた初の運用事例となります。

蓄電所の特徴と役割

「MSB神奈川愛川蓄電所」は、最大出力1,997kW、蓄電容量7,403kWhという大規模な設備です。この施設は、法人向けの再エネ電力サービス「X-PPA」にも利用され、再生可能エネルギーの需給バランスをとる重要な役割を果たします。

具体的には、卸電力取引市場や需給調整市場でも活用され、グループが持つSDGs達成に向けた取り組みにも貢献しています。また、運用スキーム「蓄電所トーリング」では、パワーエックスが固定価格で調整力の対価を支払うことで、安定した収入を確保する仕組みが採用されています。

MIRARTHホールディングスの目指す未来

MIRARTHホールディングスは、「サステナブルな環境をデザインする力で、人と地球の未来を幸せにする。」という存在意義を掲げ、さまざまな事業を通じて社会課題解決に取り組んでいます。蓄電所の開設は、その一環であり、再生可能エネルギーの拡大や地域の安定化に寄与することが期待されています。

具体的な事例としては、住宅供給や公共施設の官民連携事業、地域創生プロジェクトなど、全国各地での取り組みが進められています。また、エネルギー事業においてはメガソーラーやバイオマス、風力発電にも関与し、持続可能なエネルギー供給を目指しています。