テラテクインク、ICTスタートアップリーグに選出しお寺支援へ

テラテクインクが新たな挑戦を開始

株式会社TERA Tech Inc.は、東京都世田谷区に本社を構える会社であり、最近、総務省が実施する「ICTスタートアップリーグ」に選出されました。このプログラムは、ICT（情報通信技術）分野におけるスタートアップの成長を促進するために、国と産業界の専門家、企業が連携して支援するものです。364の応募の中から26社が選ばれた中に、テラテクインクも名を連ねました。

ICTスタートアップリーグとは

このプログラムは、起業家やスタートアップに対する専門的な支援や競争の場を提供します。具体的には、起業や事業拡大を目指す団体や個人に対し、研究開発費の支援や人材確保に向けたサポート、事業化への助言、さらには特許取得を支援するプログラムです。さらに、民間からの支援を受けることで、事業性の向上やビジネスに必要なプロフェッショナル意識を育む機会が設けられます。

お寺の課題を解決する取り組み

日本の伝統的な宗教施設であるお寺は、近年、様々な課題に直面しています。葬儀の簡略化やお寺離れ、地域とのつながりの希薄化などが顕著です。これらの問題は、兼務寺の増加や廃寺の増加といった形で顕在化しています。テラテクインクは、ICT技術を駆使して、これらの課題を一つ一つ丁寧に解決していこうとしています。彼らの目指すところは、ただ単に問題を解決するだけでなく、お寺が持つ本来の力を引き出し、社会全体の「孤独」や「孤立」を解消することです。

研究開発の期間と支援内容

このプログラムは、令和6年6月下旬から令和7年2月下旬の間に行われます。テラテクインクはこの期間に、総務省からの支援を受け、事業の拡大に向けた取り組みを加速させる予定です。支援内容には、起業に向けた人材確保のサポートや、専門家による助言、資金調達のためのマッチングイベントの開催などが含まれています。また、民間企業との連携を通じて、より多くの人々に彼らの取り組みを広めていくことも重要な目標となっています。

日本の伝統文化の未来に向けて

テラテクインクは、ただのお寺を支えるだけでなく、地域コミュニティとのつながりを深め、両者の可能性を引き出そうとしています。彼らの取り組みは、今後の日本社会における重要な役割を果たすことが期待されています。お寺が持つ価値を再認識し、再生させるプロジェクトは、地域社会の未来を切り開く鍵となるでしょう。次世代のスタートアップとして、未来のお寺の姿を模索するテラテクインクに今後も注目が集まります。