ピカリングとコムクラフト契約
2020-01-08 11:01:07
ピカリング エレクトロニクスがコムクラフトと日本代理店契約を締結
ピカリング エレクトロニクスとコムクラフトの新たな提携
最近、ピカリング エレクトロニクスは、日本のコムクラフトと代理店契約を締結しました。この契約により、コムクラフトは日本市場でピカリングの最新インテリジェントリードリレー製品を取り扱うことになります。特に、パッケージサイズがわずか4mm角という業界最小の『4mm2™』ファミリーが注目されています。
4mm2™ファミリーの詳細
この4mm2™ファミリーには、いくつかの異なるシリーズ製品が含まれています。例えば、120シリーズは最大で1A/20Wのスイッチ定格を持ち、高さは15.5mmです。122シリーズは0.5A/10Wのスイッチング電流を持ち、高さは12.5mmです。そして、124シリーズは業界最小となる高さ9.5mmで、定格は0.5A/5Wとされています。
これらのリレーは、航空宇宙や半導体、試験/計測といった複雑なアプリケーションにおいて信頼性の高いソリューションを提供します。
カスタム設計リードリレー
ピカリングは、さらにフレキシブルな製造プロセスによりカスタム設計のリードリレーも展開しています。このカスタム化には、標準部品の軽微な改造から始まり、特定の要件に合わせた専用設計まで多岐にわたります。これにより、クライアントのニーズを満たす高性能な製品の提供が可能になります。
両社の背景と期待
ピカリング エレクトロニクスのCEO、キース・ムーア氏は、「コムクラフトは1976年以来、日本市場において飛躍的な発展を遂げており、このパートナーシップは自然な流れでした。コムクラフトは、技術に熟練したスタッフを多数抱え、包括的な技術サポートを提供しています。」と述べています。
一方、コムクラフトの代表取締役市坪 大介氏は、「ピカリングはリレー技術の革新において常に前線に現れています。今回の契約により、特にATE(自動テスト機器)などの分野における製品不足の問題に対応できると期待しています。」とコメントしています。
ピカリングエレクトロニクスの沿革
ピカリング エレクトロニクスは、50年以上前に計装や試験装置向けのリードリレーの設計・製造を目的に設立されました。彼らの製品は、業界の25%小型デバイスであるシングルインライン(SIL/SIP)リードリレーを持ち、業界内での先進性が特徴です。これらのコンパクトなリレーは世界の大手ATEや半導体企業に大量に供給されています。
また、ピカリングは、モジュラー型信号スイッチング製品を展開するピカリング インターフェース、ケーブルとコネクタの設計を行うピカリング コネクトと共に、ピカリンググループとして知られる電子機器メーカーの一翼を担っています。
この新たなパートナーシップは、業界の革新のさらなる推進につながることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
ピカリング エレクトロニクス
- 住所
- Stephenson Road, Clacton-on-Sea, CO15 4NL, United Kingdom
- 電話番号
-