被災者支援の未来
2026-01-12 10:20:33

東日本大震災15年:寄り添う支援団体の活動と未来の支援の形

東日本大震災からの寄り添い



2026年1月8日、パルシステム連合会はオンラインで「東京電力福島第一原子力発電所事故被災者応援金2024年度助成団体活動報告会」を開催しました。この会の目的は、東日本大震災から15年を迎えるにあたって、被災者に寄り添う支援団体の報告を聞き、今後の支援の在り方を探ることです。

報告会の様子



報告会には募金に参加した利用者や役職員が集まり、「福島の親子とともに・平塚」の代表、小嶋倫子さんと「震災ストレス研究会」の米倉一磨さん、杉田和人さんが話をしました。

「福島の親子とともに・平塚」の活動



「福島の親子とともに・平塚」は、福島に住む親子を神奈川に招待し、自然体験や交流会を通じて心のケアを行っています。2025年度には春、夏、冬の3期に渡り、11家族18人を受け入れました。小嶋さんは、支援団体間で資金や人手の不足が散見され、活動を中止する団体が増加している一方で、参加を希望する親子が多くなっている現実を共有しました。

「リピーターのご家族もいますが、新規の参加者が特に目立っています。彼らは、普段は心の中で抱える不安を語る機会がないため、交流会で初めて自分の心情を話せるようになることが多いです」と話す小嶋さん。こうした交流は、次世代に震災の記憶を継承する機会ともなっています。

また、この助成金で購入したプロジェクターを使用することで、より多くの情報を提供し、子育て世代同士の交流の機会をさらに増やしていく意向を述べました。

震災ストレス研究会の活動



次に、震災ストレス研究会からは「おらもしゃべってみっが」という活動が報告されました。これは、PTSDなど心的な傷を受けた方々が自らの経験を語ることで、セラピー効果を得る取り組みです。米倉さんは、南相馬市などで開催されるこの活動では、避難者自身や災害で体験をした医療従事者が、自らの痛みを語ることでコミュニティの力を引き出し、心の負担を軽減する努力を続けていると話しました。

「語り手のプライバシーを尊重しつつ、参加していない方々にも伝わっていくよう、今後の活動を考えていきたい」と米倉さん。

今後の展望



パルシステムも、2011年から震災や福島原発事故の被災者を支援する活動を続け、2024年度には1,110万5,360円が寄せられました。2025年度には、この資金を甲状腺検査や避難者交流会、保養キャンプなどに使用しています。

東日本大震災からの15年は、多くの悲劇とその後の歩みを思い起こさせます。支援団体のこれからの活動に期待する一方で、私たち一人ひとりが被災の記憶を忘れず、未来に生かしていく姿勢が求められていると言えます。また、被災者自身の声に耳を傾け、彼らの経験を共有することで、私たちの心も豊かになるのではないでしょうか。これからも支援が崇高であることを忘れず、寄り添う姿勢が重要です。


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会社情報

会社名
パルシステム生活協同組合連合会
住所
東京都新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200

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