500 Globalとジェトロが共同で日本のスタートアップを支援
2024年8月7日、東京都で新たなスタートアッププログラム「J-StarX Silicon Valley Extended Program」が発表されました。このプログラムは、シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタル企業500 Globalと日本貿易振興機構(JETRO)が連携し、日本のスタートアップが国際的に成長できるよう支援するものです。
プログラムの概要
このプログラムは、参加するスタートアップがグローバルな視点を持ち、海外市場に進出するための戦略を考える機会を提供します。具体的には、海外のベンチャーキャピタルからの投資基準を学ぶことが重要な目的となっています。選抜されたスタートアップは、経験豊富なメンターからの手厚いサポートを受け、ハンズオンワークショップや個別のメンタリングセッションを通じて専門的な知識を深めていきます。
プログラムの進行方法
プログラムは東京とアメリカで行われ、全体で8週間の3つのフェーズに分けられています。
フェーズ1(東京、2週間)
このフェーズでは、スタートアップがグローバルなビジネスを構築するためのマインドセットを育成することを目指します。参加企業は、4日間の集中ブートキャンプで基礎を学び、その後、個別指導やグループメンタリングを通じてピッチプレゼンテーションの準備を進めます。
フェーズ2(東京、2週間)
スタートアップはさらに深い視点を養い、国際展開に向けた戦略を策定します。これには、セールス、マーケティング、製品開発のトレーニングが含まれ、専任のコーチの指導のもとで具体的な成長戦略を作成します。
フェーズ3(アメリカ、4週間)
最後のフェーズでは、シリコンバレーでの実践的な学びが待っています。ここでは国際市場の検証に重きを置き、投資家向けのピッチや資金調達スキルの向上を目指します。多様なワークショップや面談セッションを通じて、参加者はさらなる成長のための体験を積むことができます。
重要なマイルストーン
500 Globalのパートナー、クレイトン・ブライアン氏は「今回のプロジェクトは、日本のスタートアップが国際的に成長するための重要な取り組みであり、我々は強力な支援を提供します」と述べています。このプログラムが成功すれば、日本のスタートアップが世界的な顧客に届く機会が広がるでしょう。
プログラム日程と応募方法
プログラムは2024年9月24日から11月22日まで実施されます。応募は2段階に分かれており、優先選考の第1締切は8月26日、最終締切は9月10日です。定員に達した場合、第2ラウンドは開催されない可能性があります。
詳細については、500 Globalの公式サイトをご覧ください。スタートアップの国際展開を目指す方々は、このプログラムにぜひご参加ください。彼らの成長と成功を支える貴重な機会となることでしょう。