『マタタビ Suite』による業務改革
株式会社アジェンダが提供する旅行会社向けクラウドサービス『マタタビ Suite』が、アルプス・トラベル・サービス株式会社に導入され、その効果が実証されました。本記事では、具体的な導入背景とその成果について詳しく探ります。
導入のきっかけ
アルプス・トラベル・サービス株式会社は、旧基幹システムがOSのアップデートに対応できなくなったことを受け、新しいシステムの導入を決断しました。過去、業務に合わせてシステムをカスタマイズしていた結果、運用トラブルが頻発していたため、今回は「既製品に業務を合わせる」という方針に切り替えました。そのため、親会社が求めるコーポレートガバナンス要件を満たす能力を持つ『マタタビ Suite』が、唯一の解決策として選ばれました。
導入後の具体的な効果
1. 経理業務の効率化
以前は、仕入先との請求書対応に毎月数千件の手作業が発生していましたが、導入後は90%以上の請求書が自動でマッチングされ、月に4〜5人日分の工数が削減されました。営業担当が自ら入金照合を行えるようになり、現場との連携もスムーズに行えるようになりました。
2. ドキュメントの電子化
請求書や領収書、納品書などをすべてメールで対応することにより、ペーパーレス化が実現し、コスト削減につながりました。業務の進捗状況や未請求リストなども画面上で一目で確認できるようになり、「業務の見える化」が大幅に進みました。
3. ミスの削減と数値管理の向上
承認機能とTODOリストの強化により、手入力のミスを大きく減少させることに成功しました。特に発券の期限は自動で管理され、赤文字で警告されるため、見落としを防ぐことができます。また、予約から発券、売上に至るまでのプロセスが一貫して連動し、リアルタイムで業績を把握できるようになりました。これにより、急な業績変動にも迅速に対応可能となりました。
マタタビ Suiteの特長
『マタタビ Suite』は、日本における旅行会社向け基幹システムの中で、初の完全なクラウドサービスを提供しており、インフラのクラウド化によりコストと運用の両面での安全性が確保されました。また、独自の仕組みが多く取り入れられており、業務効率化、ペーパーレス化、セキュリティ強化にも寄与しています。
特許を取得した機能や厳密なプロセス管理により、内部統制が強化され、業務全体の質とスピードが両立されています。これにより、経営者が迅速な意思決定を行えるための情報提供が可能になります。今後もさらにデジタルトランスフォーメーションを進め、旅行業界全体における業務改善を実現し続けることを目指しています。
アルプス・トラベル・サービス株式会社の概要
- - 会社名: アルプス・トラベル・サービス株式会社
- - 所在地: 東京都大田区雪谷大塚町1-7
- - 代表者: 林 宏介
- - 公式サイト: アルプス・トラベル・サービス
このように、アルプス・トラベル・サービスは『マタタビ Suite』を通じて業務改革を実現し、効率的かつ安全な運営が可能になりました。これからの旅行業界には、さらなる革新が求められることでしょう。