柏葉幸子作家デビュー50周年記念
作家の柏葉幸子が50周年を迎えるこの特別な年に、彼女の代表作『竜が呼んだ娘』シリーズの新たな章が始まります。その第4巻『語り部の壺』が、2024年8月22日(木)に新たに発売されることが決定しました。この巻は、それまでの1〜3巻が新装版として朝日新聞出版から発表されていたものとは異なり、初めての新たな物語が収められています。シリーズのファンにとって、期待以上の一作となることでしょう。
新巻のカバーイラストは、『魔女の宅急便』シリーズの美しい装画で知られる佐竹美保氏が担当。この美しい描き下ろしイラストは、物語の冒険と魔法の世界観をしっかりと表現しています。また、新たに大きく掲載される挿絵が、物語の魅力をより一層引き立ててくれることでしょう。
特に注目したいのが、2025年春に予定されているコミカライズの情報です。漫画化担当は、『バイオレンスアクション』や『バケモノの子』のコミカライズを手掛ける浅井蓮次氏。原作者の柏葉氏も、ミアというキャラクターを見た瞬間に心を射抜かれたとのことで、彼女の新たな冒険がどのように描かれるのか、非常に楽しみです。
このシリーズは、多崎礼氏からの期待のコメントにも表れているように、多くの読者からの注目を浴びています。「竜に呼ばれることなく大人になってしまった私には、ミアの苦労や葛藤が羨ましい」と語られるように、主人公のミアは多くの共感を呼ぶキャラクターです。彼女の成長物語は、読者に勇気を与えてくれるでしょう。
柏葉幸子は、アニメ映画『千と千尋の神隠し』に影響を与えた小説『霧のむこうのふしぎな町』や、アニメ映画『岬のマヨイガ』が多くの映画祭で受賞していることで知られています。また、2022年には米国バチェルダー賞を受賞するなど、国際的に評価されている児童文学作家でもあります。彼女の作品は、現在世界各国から注目されており、その存在感はますます高まっています。
『竜が呼んだ娘4 語り部の壺』の物語内容にも期待が寄せられています。伝説の竜騎士の奥方の血を引く赤子・ソファが、新たな冒険の鍵を握っているようです。ソファは前世で魔力を封じられた存在で、真相を知るためにミアは「玻璃の都」に向かうことになります。この都で彼女が出会うのは、物語の中に隠された秘密を解き明かすヒントを持つキャラクターたち。ミアの旅と共に、魔女たちの因縁を巡るスペクタクルな展開も楽しみです。
本書は、書店やオンラインストアでも予約受付中です。この機会にぜひ、新たな物語の扉を開いてみてはいかがでしょうか。物語の世界にImmerseし、ミアと共に冒険を楽しむ準備を始めましょう。
書誌情報
- - 書名:『竜が呼んだ娘4 語り部の壺』
- - 著者:柏葉幸子
- - 絵:佐竹美保
- - 定価:2,090円(税込)
- - 発売日:2024年8月22日
- - 判型:四六判
- - ページ数:272ページ
- - ISBN:978-4-06-536493-2
- - 発行:株式会社講談社