フクシマガリレイ、新型薬用冷蔵ショーケースのご紹介
フクシマガリレイ株式会社は、2025年10月15日(水)より新たな薬用冷蔵ショーケースを発売することを発表しました。本社を大阪に構える同社は、冷凍冷蔵機器の分野で長い歴史を有しており、業務用の冷蔵庫やショーケースの製造・販売を行っています。この新製品は、グリーン冷媒への転換を実現し、環境に優しい設計が施されています。
環境配慮型の冷媒採用
新型の主力モデルであるFMS-805GHXは、ノンフロン冷媒R1234yfを使用しており、従来機種のR134aと比べ、地球温暖化係数(GWP)が大幅に低減されています。具体的には、R134aのGWPが1430に対し、新型機のGWPは1と、環境への負荷を大きく軽減。これにより、フロン排出抑制法の対象外となるため、点検や記録の保管といった管理義務も発生しません。
冷蔵性能と設計の進化
このモデルチェンジでは、庫内背面ダクトの構造が変更されることで、結露の発生を抑制。ユーザーが気にするこの問題に対し、より快適な使用感を提供します。また、庫内の定格内容積もアップしており、FMS-305GHXの場合、従来機種比で約11.4%の増加が実現されています。各モデルは、薬品や医療機関、大学の研究室など、幅広い業種に対応。
新ラインナップと仕様
新型薬用冷蔵ショーケースのラインナップは以下の通りです。
- - FMS-305GHX: 幅 900㎜×奥行450㎜、内容量380L
- - FMS-405GHX: 幅 1,200㎜×奥行450㎜、内容量533L
- - FMS-505GHX: 幅 900㎜×奥行650㎜、内容量624L
- - FMS-805GHX: 幅 1,200㎜×奥行650㎜、内容量866L
特にFMS-805GHXは、標準価格が866,000円(税抜)で、外形寸法はW1,200×D650×H1,917mm、製品質量は151kgです。冷却性能は2℃から14℃まで対応可能であり、日常の運用にも十分なパフォーマンスを発揮します。特に棚網10枚や鍵、ドレンタンクといった付属品も充実しており、ユーザーに配慮した設計がなされています。
市場における位置付け
新型薬用冷蔵ショーケースは、製薬メーカーや医療施設、大学の研究室といった分野で、特に需要が期待されています。年間目標台数は1200台に設定されており、高い導入率が見込まれています。フクシマガリレイは、今後も持続可能な開発に貢献する製品を展開し、環境問題への取り組みを強化していく方針です。
会社概要
フクシマガリレイ株式会社は、業務用冷凍冷蔵庫やショーケースの設計・施工だけでなく、メンテナンス業務にも力を入れています。代表取締役社長の福島豪が率いるこの会社は、持続可能な未来を見据えた開発を進めており、サステナブルビジョン「Dramatic Future 2050」を掲げて活動しています。
詳しい情報は、
フクシマガリレイの公式サイトをご覧ください。