新潟・柏崎に誕生した「弥栄醸造」
新潟県柏崎市に新たに設立される酒蔵「弥栄醸造」は、2026年1月の自社醸造開始を予定しており、米麹100%で作る“十割麹酒”を特徴としています。代表の坂本一浩さんが運営するこの酒蔵は、地域の農業や文化と密接に結びつき、自らの醸造所を通して地域の人々が自然に集まる場所を作り上げることを目指しています。
クラウドファンディングの実施
現在、弥栄醸造では直売所とテイスティングバーを併設するための改修資金を募るクラウドファンディングを行っています。このプロジェクトでは、地元の人々と訪問者が交流し、酒を通じて繋がる場を整えたいと考えています。プロジェクトの詳細は
こちら。クラウドファンディングの期間は2026年1月23日から2月28日までで、皆様の支援が求められています。
社名に込められた想い
社名の「弥栄(いやさか)」は、「ますます栄える」ことを意味する日本古来の言葉です。その名に込められた思いは、米や酒を通じて、地域の農家や酒販店、さらには酒を楽しむ人々すべてが共に豊かに生きていくことです。弥栄醸造は、ただの酒造りに留まらず、地域文化や観光、農業といった様々な側面を結ぶ“文化の交差点”として機能することを目指しています。
新しい酒づくり「十割麹酒」
弥栄醸造の主力商品である「十割麹酒」は、すべての米が米麹で作られるというユニークな製法を採用しています。一般的な日本酒が約20%の米を麹に使用するのに対し、こちらは100%という割合です。このため、酸味・甘味・旨味のバランスが抜群に良く、濃厚かつ個性的な味わいが楽しめます。酒税法上は「日本酒」とは分類されず「その他の醸造酒」として扱われるため、独特な立ち位置を固定していますが、これを利用して新しい醸造文化の創造に挑戦しています。
ブランド名「ITTEKI」に込められた覚悟
弥栄醸造が展開するお酒のブランド名は「ITTEKI(⼀擲)」です。この名称は「乾坤一擲」という四字熟語から取られており、「天地の運をかけた一投」、つまりは「人生を賭けた大勝負」を意味しています。この言葉は、代表の坂本が成人式の際に恩師から贈られたもので、以降の人生においても自己の指針となってきたそうです。
地域と共に生きる「宮之下」
弥栄醸造が位置する宮之下地区は、新潟県柏崎市の静かな山あいにある小さな集落です。高齢化や耕作放棄地、空き家の問題が進む中、坂本さんはこの地に古民家をリノベーションして酒蔵を立ち上げました。彼のビジョンは、酒造業を超えて地域と繋がる“村づくり”をすること。この地域特有の文化やコミュニティを醸成し、訪れてくる人々と地域住民がお互いに笑顔で交流できる風景を再構成することが、弥栄醸造の本質的な目標です。
クラウドファンディングの意義
このクラウドファンディングプロジェクトは、単なる酒蔵の建設にとどまらず、地域の人々との結びつきを深め、文化や営みを結ぶ「酒のある風景づくり」に向けた第一歩です。地域住民と訪問者が自然に交わる場を作り、酒を通じた新しい価値を提供することが期待されています。該当プロジェクトは、All-in方式で資金調達を行い、目標未達でも実施される予定です。
会社概要
合同会社「弥栄醸造」は、2024年8月に設立され、所在地は新潟県柏崎市石曽根1563-1です。代表の坂本一浩は、神奈川県出身であり、大学卒業後に日本酒業界での経験を積み、2026年冬から自らの酒蔵での酒造りを開始する予定です。これからの日本酒文化に、新たな風を吹き込む弥栄醸造の活躍に目が離せません。