OB・OG訪問実態調査
2025-06-25 11:27:08

2026年卒就活生のOB・OG訪問に関する意識調査結果が公開

2026年卒業予定大学生のOB・OG訪問意識調査



株式会社マイナビが実施した「2026年卒 大学生キャリア意向調査」によると、2026年卒業予定の全国の大学生および大学院生を対象にした調査結果が明らかになりました。OB・OG訪問に関するこの調査は、学生が就職活動においてどのようにアプローチしているのかを知る貴重なデータとなっています。

OB・OG訪問の実施状況


調査によると、OB・OG訪問を行った学生は全体の26.8%に留まりましたが、訪問後「次の選考に進みたい」と感じた学生はなんと8割を超えています。この結果は、訪問が学生の就職活動において有効な手段であることを示しています。

特に理系男子の訪問率は33.6%と最も高く、訪問した学生の人数は平均して5人でした。文系男子は5.7人と、文理別で最も多い平均を記録しましたが、理系男子はその割合に反して訪問人数は少ない結果となっています。

OB・OG訪問への興味


さらにOB・OG訪問に魅力を感じている学生は45.2%に達し、訪問を考えているが機会がなかったという学生も18%にのぼります。このことから、OB・OG訪問のための機会提供が学生の意欲を引き出せる重要な要因であることが浮き彫りとなりました。最近では、オンラインでの訪問も増えており、手軽に実施できる環境が整いつつありますが、企業側の機会提供が不足していることも懸念されます。

知りたい情報は具体的な仕事内容


学生たちはOB・OG訪問を通じて「具体的な仕事内容」を知りたいと考えています。回答者の55.1%が具体的な業務内容を最も重視していると回答し、社内の人間関係や入社理由など、より実践的な情報を求めています。また、学生が会いたい社員は、入社2、3年目の若手社員が多く、近い未来に自分の姿をイメージしやすい相手を求めていることが伺えます。

OB・OG訪問のタイミング


調査では、OB・OG訪問を行ったタイミングとして最も多かったのが「1次面接前」で、55.3%が該当しました。この時期に訪問することで、学生は自分が志望する職業の具体像を把握しやすくなります。59.5%の学生が訪問を経て「やりたい仕事のイメージを具体化できた」と回答しており、実際に業務を理解する機会が増えていることが分かります。

企業に求められる施策


調査に参加した中島英里香さんによれば、OB・OG訪問は志望動機と密接に関連し、企業にとっては学生の疑問に応える場として大いに活用できると言います。OB・OG訪問を通じて得られる具体的な情報は、学生にとって非常に重要です。そのため企業は選考過程での学生の業務理解を助ける施策を導入することが求められています。

結論


OB・OG訪問は、学生が自身の職業選択において重要な役割を果たすことが改めて証明されました。今後も学生のニーズに応えられるよう、企業側は積極的な機会提供を行い、就職活動のサポートを強化していく必要があります。


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