新素材「GXマット」で夏の空調費を38%削減実験結果発表

夏の空調費を大幅削減する「GXマット」の効果とは

夏の暑さが厳しくなる中、空調の電気代は家計に影響を及ぼす大きな要因となります。しかしながら、三重県鈴鹿市に本社を置く南出株式会社が開発した新素材「GXマット」が、空調電気代を大幅に削減することが確認されました。この革新的な製品は、西日本旅客鉄道株式会社（JR西日本）との共同実証実験を経て、平均38%の削減効果が得られたのです。

GXマットの仕組みと仕様

「GXマット」は、空調室外機上に簡単に設置できるマットで、雨水を利用して効果的に冷却作用を発揮します。具体的には、室外機が持つ圧縮機への負担を軽減する役割を果たし、これによって電力消費を抑えることが可能になります。

現在、「GXマット」は2サイズ展開されており、小型は15,000円、大型は22,500円で販売されます。使用可能期間は6月から10月までとされ、特に夏場の活用が推奨されています。

実証実験の詳細

実証実験は、2023年夏および2024年夏の2年にわたって、神戸および京都エリアにて行われました。実験内容は、同一の冷暖房装置における電気使用量を、「GXマット」を使用した場合と未使用の場合で比較するというものでした。この際、自然環境下での実験が行われ、補助水を使わずに雨水のみを利用して効果を測定しました。

2024年夏季においては、特に長期間の設置が行われ、その結果として、平均で38%程度の電気使用量削減が確認されました。日照条件が効果に影響を与えることも判明し、特に日陰では安定した効果を発揮することが示されたのです。

なぜ効果があるのか

「GXマット」の最大の特長は、体積の80%を含む水分を保持する能力です。このため、平均的には雨水を用いて最大1週間もその効果を持続させられます。湿度を利用する気化熱によって室外機の温度を下げ、冷却効率を高めることから、電気代の削減につなげています。

購入方法と今後の展望

「GXマット」は、5月10日14時からクラウドファンディング「Makuake」にて販売開始される予定です。限られた枚数で、通常価格よりも最大40%割引で購入が可能です。これは、多くの方にこの製品の効果を実感してもらう良い機会となります。

南出株式会社は、地元に根付いた企業として、創業以来100年以上の歴史を誇ります。これからも環境に優しい製品の開発を進め、持続可能な社会への貢献を目指してまいります。新たな技術や製品の開発に力を入れ、さらなる顧客のニーズに応える姿勢を貫きます。ぜひ、この機会に「GXマット」をお試しください。