LIXILとSchueco、提携強化
2025-04-24 13:23:38

LIXILとSchueco、ホールライフカーボン削減に向けた提携を強化

LIXILとSchuecoがホールライフカーボン削減に取り組む



株式会社LIXILとドイツのSchueco International KGは、日本政府が掲げる2050年のカーボンニュートラル実現に向け、建築物のホールライフカーボン削減に寄与するために、そのビジネスパートナーシップを一層強化しています。どちらの企業も、建築業界におけるCO₂排出量の削減に向けた重要な役割を果たすことを期待しています。

企業の背景と目的



Schuecoは、厳格な建築要件をクリアするアルミサッシやカーテンウォールを提供し、欧州各国で広く事業を展開している企業です。2021年8月にはLIXILと提携し、日本市場向けにシューコー・ジャパンを設立。この合弁会社では、欧州で培った技術と日本のニーズを融合し、より優れた性能の商品を提供しています。

建設部門では世界全体のCO₂排出量の約37%を占めるとされ、国際エネルギー機関(IEA)による報告もそれを裏付けています。こうした背景の中、日本政府も新築建物に対してライフサイクルアセスメント(LCA)の導入を検討しています。

環境配慮に根ざした製品



LIXILおよびシューコー・ジャパンは、消費者が求める高性能な商品のラインナップをこれから強化していきます。「ASE60」という高性能アルミ窓や、「FWS50.SI」といった高性能カーテンウォールなど、多様なニーズに対応する製品を市場に投入していく予定です。これらの製品は、ドイツのパッシブハウス研究所が設定した厳しい基準で認定されており、資源の効率的な利用を促進する「Cradle to Cradle Certified®」も取得しています。

これにより、ホールライフカーボン削減という大きな目標に向け、LIXILは2040年までに自社の製品の50%を高断熱製品にすることを目指しています。これに応じて、リノベーション市場向けにも新たなSchueco製品を展開していく意向です。

CEOのコメント



株式会社LIXILの社長兼CEO、瀬戸欣哉氏は、LIXILが環境問題への対応を重視し、ビジネスパートナーとの連携を通じてさらなる成長を目指しているとコメントしています。「我々は、地域の気候特性に適した窓製品を普及させ、Schuecoとの関係を深化させていくことで、高断熱製品の提供をさらに拡大していきます」と述べました。

一方、SchuecoのCEO、Andreas Engelhardt氏も、国際基準に基づいたエネルギー効率の向上や、リノベーション商品群の展開について意気込みを語りました。両社が協力し、建築物のカーボン削減を実現することで、持続可能な社会に貢献できるとしています。

結論



LIXILとSchuecoの提携強化は、環境に配慮した建材の普及とホールライフカーボン削減に向けた重要な一歩です。両社の協力によって、多様なニーズに応えつつ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが加速することが期待されます。今後の動きに注目です。


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会社情報

会社名
株式会社LIXIL
住所
東京都品川区西品川一丁目1-1大崎ガーデンタワー24F
電話番号

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