橋本組がスタートした地域創生SNSプロジェクトの全貌とは？

橋本組がすすめる新しい地域創生プロジェクト

株式会社橋本組（代表取締役社長：橋本真典）は、11月6日より、社員が見つけた「推しごはん」を発信し、地域の魅力を伝えるSNSプロジェクト「#橋本組社員の一押し飲食店」を開始しました。この取り組みは、建設業界における地域貢献のひとつとして、社員の生活と地域の活力を結びつけるユニークな試みです。

社内SNSが育む信頼の文化

橋本組では、約20年前から全社員が毎日「日報」を投稿する社内SNSが運営されています。業務報告だけでなく、自由な内容の投稿を奨励することで、社員のコミュニケーションツールとして利用されています。それに加えて、「ポジティブ限定」のルールの下、社員は日常の出来事や「今日食べたラーメンが最高だった」というような個人的な体験もシェアすることができます。この文化は、信頼を基盤にした風土を育んできました。

この日報の中で、社員が書いた「焼津の定食屋が最高でした！」という投稿が社長の橋本真典氏の目に留まり、プロジェクトの発案につながったそうです。橋本社長は「社員が地域のおいしいものを語ることが、まちの活気につながる。これが私たちのまちづくりの基礎工事です」と語ります。

若手社員が発信する地域魅力

プロジェクトは、入社2年目の広報ユニットに所属する女性社員を中心に動き出しました。InstagramやTikTokを通じて、社員が登場する動画シリーズ「橋本組社員の一押し飲食店」が展開されます。シリーズでは、様々な社員たちが自分のお気に入りの飲食店を紹介し、その店のストーリーを交えながら地域の魅力を発信します。

第一回の動画では、広報スタッフが自らの「推しごはん」を探す冒険が描かれ、懐かしの店を訪れることで地域とのつながりを再発見し、「おいしいを届ける喜び」を体験します。次回は、建設現場で活躍する監督女子のおすすめ飲食店が紹介される予定です。

未来を描く「食べるまちづくり」

このプロジェクトは、社員が地域貢献をしながら社内コミュニケーションを深める新たなモデルです。今後、投稿されたデータを蓄積し、AIで解析することで、2026年度には「地域推しごはんMAP」として公開する計画があります。これは、AIが「人の言葉」から地域の魅力を可視化し、人情に基づいたデジタルトランスフォーメーションを実現するというものです。

橋本真典社長は、「私たちが建設しているのは建物ではなく、信頼です。人が語り、人が笑い、つながると、街は生き生きとする。このプロジェクトを通じて、社員一人ひとりがまちのストーリーテラーとなり、焼津の魅力を未来へ伝えていきたい」と熱意を語ります。