辻村深月の新作『この夏の星を見る』が角川つばさ文庫より登場!
2025年7月4日(金)に実写映画が公開される話題作、辻村深月の新作『この夏の星を見る』が本日、角川つばさ文庫から同時刊行の上下巻として発売されました。本作は新型コロナウイルスの影響で、学校や部活動が制限される中での中学生たちの姿を描いています。
魅力的な内容と簡潔な表現
『この夏の星を見る』では、2020年春の新型コロナウイルスの流行を背景に、中学1年生の真宙が描かれています。彼はクラスメイトに誘われて理科部に参加し、星を探す速さを競う「スターキャッチコンテスト」に挑むことになります。その中で、友人たちとのつながりや、自分の成長を見つめ直していく様子が描かれています。
新型コロナという特異な状況下での友情や希望をテーマにしたこの物語は、児童向けに読みやすく構成されています。すべての漢字にはルビが振られ、小さな読者でもスムーズに読める工夫がされている点も評価されています。
美しいイラストが物語を彩る
本書のイラストは人気イラストレーターの那流氏が担当しています。上下巻の表紙は左右に並べると1枚のイラストになるというユニークなデザインが施されており、絵本としての楽しみも加わっています。また、各巻には約20点の挿絵があり、登場人物たちの表情や物語の世界観を鮮やかに表現しています。
映画化も待ち遠しい
『この夏の星を見る』は、映画化が決定しており、7月4日の公開を控えた今、大きな注目を集めています。本作のストーリーを映像としてどのように表現されるのか、ファンからは期待が寄せられています。映画と合わせて原作を読んで、物語の深みを味わうのも一興です。
辻村深月とは
辻村深月氏は、2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でデビューし、以来数多くの受賞歴を持つ人気作家です。特に高い評価を受けている作品には、『かがみの孤城』があり、読者からの支持を集めています。その作品は青春からファンタジー、ミステリーまで幅広いジャンルを網羅しています。
今回の『この夏の星を見る』も、彼の独特な感性によって作り出された珠玉の作品に仕上がっています。
まとめ
児童文庫版として発売された『この夏の星を見る』は、未来を見つめる中学生たちの成長を描いており、映画公開とともにその人気はさらに広がることでしょう。ぜひ、手に取ってその魅力を体感してください。公式サイトやSNSでも情報が発信されているので、今後の展開にも要注目です!