IT技術と未来
2021-07-01 05:01:01

コロナ禍を乗り越えるためのIT技術の普及と未来への提言

2021年5月28日、国交省のプロジェクト「PLATEAU」に関連する研修会が開催されました。この第7回研究会では、ゲストスピーカーとして、国交省の内山裕弥氏とホワイトハッカーの上野宣氏が参加し、未来に向けた考え方や技術の展開について議論が行われました。主賓として迎えられたのは、元内閣府特命担当大臣で参議院議員の片山さつき氏です。

研究会のテーマは「国難コロナ禍を生き抜き未来を創る為の考え方と最先端技術について」であり、特にパンデミックが私たちの生活と仕事に与えた影響が焦点に当てられました。最初の講演では、元日本IBMの専務取締役で、現在は東京大学特任教授を務める冨永章氏が「これからを生き抜く知恵 パーソナルPM」というテーマで講演しました。冨永氏は、日本IBMでの深い経験を基に、プロジェクトマネジメントの重要性と個人の成長につながる知恵を語りました。彼の講演が示すように、パーソナルPMは、時代が変わる中で私たちが取るべき戦略の一部です。

次に、国土交通省の内山裕弥氏が「Project PLATEAUの展開―3D都市モデルという新たなソリューション」というタイトルで講演し、今後の都市計画における3Dモデルの可能性について紹介しました。彼は、「PLATEAU」プロジェクトがどのように私たちの生活を便利にし、安全にするか、その未来像を示しました。

また、トークセッションでは、テレワークの推進に伴うセキュリティの問題や、最近のLINE関連のトラブル、接種予約システムの課題などがテーマに挙げられました。上野氏は、テレワーク環境におけるセキュリティの重要性を強調し、実際に発生した問題から学ぶべき教訓について述べました。

ITキャリア推進協会からは、専務理事の本原和哉氏が、参加者に向けた提言を行いました。彼は、テクノロジーの進化がもたらす社会の変革に対して、個人と組織がどう適応していくべきかを考える重要性を訴えました。この会議では、具体的な行動計画や教育の施策も話し合われ、参加者が今後のキャリアに役立つ情報を得る機会となりました。

そして、次回の第8回研究会は2021年9月下旬に開催予定とのこと。参加希望者は専用のお問い合わせフォームから申し込むことができます。このような取り組みを通じて、IT業界の発展と人材育成が進むことを期待しています。

今後の技術や市場の変動を捉え、柔軟に対応していく能力が求められる中で、この研究会のような場が非常に重要であることを改めて感じました。

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