シーラソーラー、東京ベイeSGプロジェクトに参加し、環境に優しい農業を推進

シーラソーラーが描く持続可能な都市農業の未来

株式会社シーラソーラーは、東京都が実施する「東京ベイeSGプロジェクト」に採択され、環境負荷の少ない農業の実現に向けた新たな取り組みを始めました。このプロジェクトは令和6年度から令和8年度末までの期間に亘って推進され、微生物ライブラリーと垂直農業の融合による「サーキュラーアグリカルチャー」を目指しています。

サーキュラーアグリカルチャーとは？

サーキュラーアグリカルチャーは、都市部における食の安定供給を実現するために、ハイドロカルチャーを利用した農業手法です。この方法では、土を使わずに水耕栽培を行い、微生物と共生することで高収量の有機作物を生産します。さらに、廃ガラスから作られた「シリカソイル」を利用することで、資源循環の確立を目指しています。

環境に配慮した農業の実現に向けた技術

シーラソーラーは、再生可能エネルギー分野での豊富なノウハウを活かし、本プロジェクトのエネルギーマネジメントを担当しています。太陽光発電や風力発電、蓄電池を活用して、農業施設内でのエネルギー自立化を進めています。また、遠隔モニタリング技術を導入し、最適な栽培環境を維持管理することで、効率的な農業運営が可能になります。

実証内容と具体的な取り組み

このプロジェクトでは、次のような取り組みが実施されます：
1. 微生物と有機肥料の活用: 高収量を目指した有機栽培を行います。
2. 廃ガラス素材の利用: 「シリカソイル」を使用して、資源の循環を実現します。
3. 自律型栽培の実現: 雨水、再生可能エネルギー、および蓄電システムを用いて、持続可能な栽培体制を構築します。
4. 農福連携: 障がい者の雇用支援や地域ネットワークの構築を進めます。

5つの環を形成する農業プロセス

本プロジェクトの特長的なポイントは、サーキュラー・アグリカルチャーを支える5つの環、すなわち「水の循環」「微生物との共生」「資源の循環」「再生可能エネルギー」「農福連携」です。これにより、環境に優しく、地域にも密着した農業の形を創出します。

シーラソーラーの役割と展望

シーラソーラーは、太陽光パネルの設計・導入、風力発電システムの構築、IoTを利用した遠隔監視などを通じて、プロジェクトにおける重要な役割を担います。こうした取り組みにより、同社が目指すのは再生可能エネルギーの活用と都市農業の融合であり、持続可能な未来の社会創出に貢献することです。

今後もシーラソーラーは、自然と便利さを兼ね備えた都市づくりを進め、環境と調和の取れた新たなウェルビーイング社会の実現を目指します。

会社情報

株式会社シーラソーラーは、愛知県名古屋市に本社を構え、2013年に設立されました。グリーンな技術で未来の農業を支える企業です。

全体のプロジェクトには、ランドブレイン株式会社、株式会社エンドファイト、株式会社プラネット、株式会社アクトシリカ、一般社団法人都市農福を推進する会など、様々な事業者が関与し、未来志向の農業の形を模索しています。