韓国政府が導入する新たなドローン点検プロジェクト
最近、株式会社Liberawareが開発したドローン「IBIS」が、韓国政府機関のドローン活用検査導入プロジェクトに採用されました。このプロジェクトは、大規模ボイラーの安全管理を強化することを目的としており、IBISを用いることで効率的な点検が可能になります。
プロジェクトの背景と目的
近年、老朽化する設備やメンテナンスの重要性が叫ばれる中、大規模ボイラーは特にその影響を受けやすい設備のひとつです。大規模ボイラーは、運転中に故障が発生すると重大な事故につながることがあるため、定期的な点検が不可欠です。このプロジェクトは、ドローンを活用して安全で効率的な検査手法を確立することを目指しています。
IBISの特長
「IBIS」は、狭小空間でも高精度の映像を撮影できるドローンです。撮影した映像を基に、従来の人力による点検作業の代替手段が提供され、アクセスが困難な場所でも容易に点検を行うことができます。これにより、点検業務のリスクやコストを大幅に削減し、作業の効率を向上させることが期待されます。また、3Dデータ処理技術を用いることで、腐食やクラックなどの異常を正確に把握することができます。
適用対象
このプロジェクトで検査の対象となるのは、大規模ボイラーを設置した企業であり、これらの企業は定期的な検査を受ける義務があります。ボイラーの運転中に故障が発生した場合、迅速かつ的確に点検が求められるため、ドローンによる新たな点検手法は非常に意義深いものであると言えます。
今後の展望
URUへの参加を通じて、Liberawareは国際的に産業設備やプラント向けのドローン点検ソリューションを展開していくことを目指します。点検現場でのデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進し、安全性の向上とコスト削減を両立するための取り組みを強化します。
株式会社Liberawareについて
Liberawareは、「誰もが安全な社会を作る」というミッションのもと、世界最小級のドローン開発や、ドローンで収集したデータの分析サービスを行っています。社名に「Liberate(解放する)」の冠を持つように、見えないリスクを可視化し、人々の安全で平和な社会実現のために邁進しています。
- - 会社名: 株式会社Liberaware
- - 代表者: 閔 弘圭
- - 所在地: 千葉県千葉市中央区中央3-3-1
- - 設立: 2016年8月22日
- - 事業内容: 産業向け非GPS型小型ドローン開発、IoT・AIを活用したシステム開発、IBISを使用した点検・測量サービス、映像加工サービスなど
- - 公式サイト: Liberaware公式サイト