鹿児島県立楠隼高での宇宙産業人材育成講義
株式会社QPS研究所は、鹿児島県立楠隼中高一貫教育校が取り組む「シリーズ宇宙学」の特別講義に参加します。この講義は宇宙産業人材の育成を目的としており、全6回のワークショップが予定されています。
宇宙ビジネスへの第一歩
特別講義は2025年6月から始まります。その中で、QPS研究所の代表取締役社長 大西俊輔氏をはじめとする多様な専門家が生徒たちに宇宙ビジネスの魅力を伝える予定です。特に初回のオリエンテーションでは、宇宙ビジネスの新時代を切り開くための挑戦がテーマとなっており、参加者にとって貴重な学びとなることが期待されています。
九州の宇宙産業を担う連携
今年からは、他にも九州に関連する企業との協力も行い、昨年度の全5回から全6回に増加しました。これにより、生徒はロケットや衛星、宇宙食に関する知識を広げ、新たな視点から宇宙ビジネスを学ぶ機会が得られます。また、東京大学発のスタートアップも新たに参画することで、講義内容が一層充実します。
多彩な講師陣が登場
シリーズには、先進的な技術をもって宇宙ビジネスに挑む企業からの講師が参加します。株式会社Fusicやロケットリンクテクノロジー、Space Food Labなど、各企業が持つ専門的な知識を学生たちに提供し、実務に即した教育を実現します。
楠隼高の使命
楠隼中高では、創立以来続けている宇宙学の拡充に努めるとともに、次世代の宇宙産業人材を育成することに力を入れています。生徒が宇宙ビジネスの理解を深めるため、実際に事業を行う企業の技術者や研究者から直接学ぶことができるこの機会は、彼らの未来に大きな影響を与えるでしょう。
宇宙ビジネス創出の重要性
本講義は、内閣府と経済産業省から選定され、九州地方全体での宇宙関連産業の発展を目指す取り組みの一環です。鹿児島県内の自治体が支援しており、地域全体を巻き込んだ人材育成と産業振興が図られています。
講義の詳細スケジュール
以下は、特別講義の予定です。各回のテーマは変わり、学生たちにとって興味深い内容が盛りだくさんです。日程は随時更新されていく予定です。
- - 第0回: 2025年5月29日 オリエンテーション
- - 第1回: 2025年6月5日 JAXA発スタートアップ講義
- - 第2回: 2025年6月12日 九州発小型衛星事業
- - 第3回: 2025年6月19日 宇宙ビジネス全般
- - 第4回: 2025年7月3日 宇宙食のビジネス
- - 第5回: 2025年7月8日 超小型衛星技術
- - 第6回: 2025年7月17日 DX企業による宇宙ビジネス
生徒たちがこれらの講義を通じて、理論だけではなく実践をも交えた多角的な視野を獲得し、未来の宇宙産業を担う人材として成長することが期待されています。QPS研究所の専門家たちも、この機会を通じて未来の世代への技術伝承に尽力します。
このプロジェクトが、鹿児島県のみならず九州全体の宇宙産業の発展に寄与し、新たなビジネス創出につながることを心から願っています。