AIストーム社が提案する日本のIT人材不足解決サポートの新たな一手

AIストームが目指すIT人材の未来

2025年9月17日に開催されたMCEI東京研究会において、AIストーム株式会社の代表今井俊夫が登壇し、日本のIT人材不足解消の道筋を示しました。この会議は満席で、有名企業の担当者が多数参加し、熱心な議論がかけられました。今井社長は、教育と実務を結びつけたAI活用の具体的なアプローチとして、オンラインプログラム「Storm Academy」の提供と、「AI活用よろず相談」の開始を発表しました。

1. Storm Academyの役割

今井氏は、企業がDX推進のためにはIT人材のスキル向上が必須であると強調しました。具体的には、社会人や学生がオンラインで実務に直結したスキルを学べる「Storm Academy」を開設し、学びを実践に生かす循環を作り出すことが重要です。このプログラムは、参加者が実際の業務に必要なスキルを身につけ、現場での即戦力となることを目的としています。

さらに、今井氏は海外の優秀な人材との接続強化も進めているとし、特に中国の大学と連携し、AI技術を習得した人材の受け入れも行っていくことを発表しました。これにより、多様なバックグラウンドを持つ人々が日本で活躍できる土壌を整えていくと述べています。

2. AI活用よろず相談のニーズ

多くの企業がデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進したいと感じながら、その第一歩が踏み出せずにいる現状があります。今井社長は、「AIで何をどう始めるか」という課題に応えるために、「AI活用よろず相談」の制度を設けました。このサービスでは、企業が抱える具体的な問題に対して、短時間で解決策を明確にし、初期設計から運用までのサポートを行います。

実際の会議では、参加者から「どこから手をつければいいのかわからない」という声が上がりました。今井氏は、AI導入の際には目的、成功基準、データの前提条件を明確にすることが必要であると考えており、少しずつでも具体的に行動を起こすことが重要であると強調しました。

3. 参加企業への特典

このAI活用よろず相談は、MCEI東京の会員企業を対象に優先的に案内され、会員外の企業も先着5社まで無料で参加可能です。相談はAIストーム株式会社のチーフ・データサイエンティストである進藤裕之が担当し、具体的な支援を提供します。費用は無料で提供され、最初のステップを明確にするためのサポートを行います。

4. 今井社長のビジョン

「人がいれば、事業は進む」という今井氏の言葉は、日本のIT人材不足を嘆くのではなく、解決策を見出し、行動に移すことの重要性を示しています。具体的には、学びと実務を繋げることで、AI技術を現場で使用する人材の育成を目指しています。この取り組みを通じて、企業のDX推進を加速させ、より多くの人材が活躍できる社会を実現していくとしています。

5. AIストームの概要

AIストーム株式会社（旧株式会社ジェクシード）は、東京都千代田区に本社を置き、AI関連の教育プログラムやプロダクト開発、ERP・HRコンサルティングなど多岐にわたる事業を展開しています。今井社長が語る「Storm Academy」は、今後の日本におけるIT人材養成の一環として、企業に革命的な変化をもたらす可能性を秘めています。私たちもAIストームの動きから目が離せません。