夏に収穫できるいちご
2021-09-21 09:30:28

近未来農業が実現する!夏に収穫できるLEDいちご栽培の新展開

近未来農業が生み出す夏のいちご



農業の未来が、かつてないほど近づいてきました。特に注目すべきは、LED水耕栽培を通じて夏でもいちごが収穫できるという新たな農業技術です。株式会社ユタカ(たおる本舗)が実施するこの技術は、画期的な農業の形を提案しています。

LED水耕栽培のスタート



ユタカ社は2018年2月、10平米の小さな施設でLED水耕栽培を開始しました。当初はフリルレタスやバジルからスタートし、水耕栽培のメジャー化前の手探りな挑戦でした。しかし、マニュアル通りに進めることで、わずか1か月後には初収穫に成功しました。この成功を受けて、LED水耕栽培が持つ多くの利点が明らかになりました。

1. 無農薬で害虫被害がない
2. 体力を使わずに栽培可能
3. 室内栽培によって気候に左右されにくい
4. 収穫時期をコントロールできる
5. LED光で栄養を強化
6. 誰でも簡単に栽培方法を習得可能
7. 輸送を減らし、CO2削減が期待できる。

これらの特徴により、野菜が美しい緑色に育ち、味わいも濃厚です。順調に収穫量を増やし、「焼きたてパン工房ゆたか」でも自家製の食材を使用し始めました。ここで、訪れるお客様は栽培風景を見ながら、見て楽しみ、食べて楽しむという新たな体験を提供されています。

繊細ないちご栽培への挑戦



野菜栽培に成功したユタカ社は、2019年2月に試験的にいちごの栽培を始めました。種植えから始まり、花芽が分化した後に手作業で受粉が行われます。一茎に4~5個の実が付くように管理し、赤く大きく成長するのを待って収穫します。同年9月には、真っ赤なLED栽培いちごが30個ほど収穫されるという成果を上げました。

しかし、栽培の過程で予期せぬ困難が待ち受けていました。植物が育つに従い、収穫するいちごのサイズが小さく、固い実が多くなりました。特に受粉の段階での問題が明らかになりました。

ビーフライとの出会い



受粉環境の悪化を改善するために、ユタカ社は受粉作業の方法を見直しました。従来の人工授粉では難しいステージも多く、冬場の結露が更なる問題を引き起こしていました。そこで、目をつけたのがビーフライ(医療用無菌バエ)です。これまでは医療用として重用されてきたこのハエは、蜂に比べて活動温度が広く、紫外線なしで活躍します。

2021年2月からビーフライの使用を始め、その結果、受粉の精度が上がり、徐々に実が大きく、美しい形を持ついちごが育ち始めました。これが思わぬ救世主となりました。試行錯誤の結果、いちご栽培のノウハウを磨き、成長していくいちごたちを見守る日々が続きました。

専用施設の増設



これを受けて、ユタカ社は2021年3月に新たにいちご専用のLED水耕栽培施設(40平米)を設けることにしました。最新の設備を備え、さらに精度の高い栽培環境を実現します。継続的にビーフライと共に作業を進め、苗の手入れを行いました。

2022年に入ると、赤く美しいいちごが実り始めました。甘さと程良い酸味のバランスが取れた、美味しいいちごが出来上がり、管理者も安心の声を上げています。この新しい技術を使って、さらにいちごの生産を拡大し、将来的にはいちご加工品の開発へと挑戦していきます。LED水耕栽培が切り開く可能性は無限であり、未来の農業としての役割が期待されています。

会社情報

会社名
株式会社ユタカ
住所
善通寺市下吉田町151
電話番号
0877-63-3536

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