TM-RoBo正式版 新機能発表
株式会社IP-RoBoは、商標調査を支援するAIサービス「TM-RoBo」の新機能を発表しました。2025年4月1日から正式に提供開始されるこれらの機能は、商標調査の効率向上を目的としています。TM-RoBoは2018年にリリース以来、商標の登録可能性や侵害リスクを判断する能力を高めるために、不断の進化を続けています。
背景
TM-RoBoは、特許庁や裁判所の専門家の知見を基にした機械学習アルゴリズムを活用して、商標調査の精度を高めてきました。特に、2020年7月に導入された商標検索機能は、ユーザーにとって画期的な改善点でした。従来のシステムでは、商標名を完全一致で検索することしかできず、多くの商標を手作業で確認しなければなりませんでした。
新機能の詳細
2025年からTM-RoBoに追加される新たな機能は次の7つです:
1.
組合せ語拡張機能:従来の文字結合商標検索に加え、新たに逆順語や中抜き語の検索が可能になり、観念類似性調査がさらに効率的になります。
2.
英熟語処理対応アップデート:英単語だけでなく英熟語も考慮した検索が行えるようになり、アルファベット商標検索の精度が向上します。
3.
漢字対応範囲の拡大:JIS第3、第4水準漢字に対しても自動変換が行えるようになり、ユーザーは漢字の詳細を気にせずに調査できます。
4.
経過情報表示機能:検索結果において、商標の経過情報(拒絶理由通知や意見書など)も確認できるようになります。
5.
自社登録商標除外機能:類似商標調査から自社や関連企業の商標を除外することが可能になり、調査の効率性が向上します。
6.
指定商品・役務入力にテンプレ機能の追加:商標調査に必要な項目を簡単に入力できる機能が追加され、入力ミスも防げます。
7.
併存登録例検索機能のアップデート:類似群コードが同一になる併存登録例だけを検索可能になり、さらなる証拠確保を実現します。
これらの新機能により、TM-RoBoはより直感的で使いやすいツールとなり、商標調査の高度化を実現します。特に、商標調査では時間とコストが掛かりやすい部分が多く、TM-RoBoの導入は多くの企業にとって解決策となるでしょう。
TM-RoBoの理念と今後
IP-RoBoは、商標調査の業務効率を劇的に改善するために、最新のAI技術を最大限に活用していきます。公式ウェブサイトでも詳細情報が公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。
公式Webサイトはこちら
企業情報
株式会社IP-RoBoは、知的財産に関連するコンサルティングサービスとWebサービスを提供しています。東京・港区に本社を構え、2018年に設立されて以来、商標調査を中心としたサービスの拡充を図っています。代表取締役社長は岩原将文氏で、同社は企業の知的財産活動を強力にサポートしています。
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