芸術を未来の子どもたちへ届ける取り組み
新型コロナウイルスの影響により、子どもたちが芸術に触れる機会が減少している今、ファミリーミュージカル『ひなた号の冒険~ゆめの描いたオリーブの木~』がついに舞台に戻ってきます。2021年8月28日、東京都葛飾区亀有のかめありリリオホールにおいて、完全オリジナルのミュージカルが公演されることが決まりました。特に注目すべきは、総席数の半分を子どもたちに無料で招待する取り組みです。
『ひなた号の冒険』の歩み
このミュージカルのルーツは2013年にまで遡ります。千葉県柏市にあるアミュゼ柏クリスタルホールで初めての公演を行い、78の企業からの協賛を受けて800席を用意しました。大盛況の中で、「子どもたちに芸術を」との思いから始まりました。
2016年からは、子どもたち自身も出演者として参加できる試みを実施し、NHKの歌のお兄さんとして知られる花田ゆういちろうさんなど、各界で活躍するプロの俳優たちと共演する機会を増やしています。また、プロのミュージシャンやスタッフ陣と共に全曲生演奏で、観客参加型のエンターテイメントミュージカルを創り上げます。
クラウドファンディングへの挑戦
新型コロナウイルスの影響で、2021年の公演は客席を半分にし、招待および観劇そのものが自粛されることが求められました。それでも、多くの子どもたちにこのミュージカルを届けたいという想いから、クラウドファンディングを開始しました。この資金を用いて、DVDを制作し、日本全国の子どもたちに手渡すことを目指しています。目標額150万円という高い壁を越えるため、皆さんからの協力が必要です。
子どもたちに寄り添うコンセプト
今回のミュージカルは、芸術に触れることができない子どもたちのために、彼らが笑ったり泣いたりできるような体験を提供するものです。『ひなた号の冒険』は、単なる観劇にとどまらず、子どもたちが参与し、共に創り上げることができる作品です。
公式プロフィールと今後の展望
脚本・演出を手がけるのは、千葉県柏市を拠点に活動しているひなたなほこさん。彼女は、子どもたちの表現教育や演技指導にも情熱を注いでおり、今回の公演も多くの想いを込めたプロジェクトとして進められています。彼女の活動は、地域社会への貢献としても評価されています。
この公演が成功し、子どもたちにとっての新たな芸術体験の場となることを願っています。今後も『ひなた号の冒険』の活動に目が離せません。皆さま、応援をよろしくお願いいたします。
詳細情報
- - 公演日時: 2021年8月28日(14:00/18:30の2公演)
- - 場所: かめありリリオホール 東京都葛飾区亀有3-26-1
- - クラウドファンディングURL: こちらをクリック