SBI損害保険株式会社が発表した2026年度第2四半期の業績
SBI損害保険株式会社(以下、SBI損保)は、2026年3月期第2四半期(2025年4月1日~2025年9月30日)までの主要業績を公表しました。この四半期において、同社は収益の増加を記録し、経営の健全性を示すソルベンシー・マージン比率も高水準であることが確認されています。
収益の状況
SBI損保の元受正味保険料は31,300百万円で、前年同期比9.6%の増加を達成しました。この元受正味保険料は、契約者から預かった保険料から諸返戻金を控除した額で、保険業界の売上を示す重要な指標です。同期間における正味収入保険料は22,054百万円となり、前年同期比で12.6%増加、さらに保険引受収益も同じく22,069百万円となり、同12.6%の増加が見られました。これによって、経常収益は22,609百万円で、前年同期比12.2%の増加となりました。
費用の状況
経常収益の増加があった一方で、保険引受費用は14,849百万円となり、前年同期比で13.7%の増加が見られました。また、営業費及び一般管理費も5,802百万円で、同7.4%の増加となりました。この他、その他経常費用は2百万円と前年同期比で129.2%の大幅な増加が報告されています。この結果、経常費用全体は20,846百万円で、同11.5%増加しました。
利益の状況
これらの結果を受けて、経常利益は1,762百万円で前年同期比21.4%の増加、純利益は1,444百万円となり、19.5%の増加を記録しました。このように、SBI損保は堅実な成長を遂げていることが確認されています。
ソルベンシー・マージン比率
SBI損保のソルベンシー・マージン比率は578.5%と報告されており、これは保険会社の健全性を表す重要な指標です。通常、この比率が200%以上であれば、経営に問題がないとされますが、SBI損保はその基準を大きく上回る数字を記録しました。
企業概要
SBI損保は、その理念「新しい時代に、新しい保険を」を基に、最先端の保険商品と充実した顧客サービスを提供する企業です。SBIインシュアランスグループの一員として、テクノロジーの力を活用しながら多様な保険ビジネスを展開し続けています。一般の消費者や企業に対してその魅力を広め、シナジーを生かしてさらなる成長を目指しています。
まとめ
2026年度第2四半期におけるSBI損保の業績は、利益の増加と健全な財務基盤を感じさせる結果であり、今後のさらなる発展が期待されます。顧客中心のサービスを基に、引き続き新たな価値を創造するためにまず取り組んでいくことでしょう。