一建設、奈良商工高校生に向けた建築体験会を開催
2026年6月16日、一建設株式会社は奈良県立奈良商工高等学校の建築工学科2年生36名を対象に、「木造住宅の建築現場見学会」と「住宅設計体験会」を実施しました。この取り組みは、建設業界の現状を踏まえた人材育成の一環として行われました。
建設業の現状と参加目的
国土交通省のデータによると、2050年には建設業従事者数が478万人になると予測されており、これは1997年の685万人から約30%の減少です。高卒採用市場でも求人倍率が高く、特に工業高校卒は約31.90倍に達し、この状況を受けて一建設は高校生たちが実際の建築現場や設計の仕事に触れることで、建設業の理解を深めることを目的としました。
具体的な実施内容
建築現場見学会
参加した高校生たちは、一建設が手掛ける建築中の住宅を訪れ、開会の挨拶後に熱中症対策としてファン付きウェアや塩タブレットが配布されるなど、安全管理の重要性について学びました。続いて、基礎工事や躯体工事についての説明が行われ、奈良商工高校の卒業生である杢野氏が基礎の役割を詳しく解説しました。大工による電動工具の安全な使い方講座では、参加者8名が実際にビス打ち作業を体験し、施工管理アプリ「ANDPAD」の活用法や現場監督の仕事内容も紹介されました。
住宅設計体験会
住宅設計体験会では、一建設の設計部の社員が住宅設計のプロセスを解説しました。その後、3D CADを使用した設計の実演が行われ、1名の高校生が実際に操作を体験しました。また、全員が「自分の住みたい住宅」のプランを考え、最後に代表4名が自身の設計を発表しました。参加した学生たちからは、「実際に現場を見ることで理解が深まった」との声が多数寄せられました。
参加学生の声
見学会を通して学んだ高校生たちは、木造住宅の構造を実際の現場で観察できたことについて驚きと喜びを表現しました。また、住宅設計体験会では、CADを用いた設計プロセスの理解が深まり、「設計が難しいと思っていたが、楽しさや奥深さを実感できた」と感想を述べました。
まとめ
一建設が実施したこのイベントは、建設業に興味を持つ若者を育成するための重要なステップとなりました。今後もこうした取り組みを通じて、次世代の建設業界を支える人材が育成されることが期待されます。