シンクサイト株式会社、シリーズCで45億円の資金調達を達成
シンクサイト株式会社は、合計45億円の資金調達を完了したことを発表します。この資金は、AI駆動型イメージ認識技術である「ゴーストサイトメトリー(GC技術)」の研究開発と商業化に向けた重要なステップとなります。株式会社脱炭素化支援機構、KIRIN・GB投資事業有限責任組合、そしてSMBCベンチャーキャピタル7号投資事業有限責任組合からの16.5億円の第三者割当増資に加え、株式会社日本政策金融公庫からの5億円の借入により総額21.5億円を調達しました。昨年11月に実施したファーストクローズを含めると、シリーズCの総調達額は約45億円に達しました。さらに、累計調達額は111.5億円となり、今後の事業成長に大いに寄与するでしょう。
資金調達の背景と目的
シンクサイトは2016年2月に設立され、独自のGC技術の研究・開発を進めてきました。この技術により、従来の方法では不可能だった細胞情報の高速かつ高精度な取得が可能となり、革新的な治療法や診断技術を実現するための重要な基盤を築くことが期待されています。GC技術は高速イメージング技術、機械学習、マイクロ流体技術を融合したもので、細胞に関する研究を進める上で新たな可能性を提供します。
昨年6月に販売を開始した製品「VisionSort™」は、すでに大手製薬企業やバイオテック企業、著名な大学・研究機関に導入されており、グローバル市場での販売も好評を博しています。今回の資金調達は、VisionSort™の販売とマーケティング戦略を一層強化するためのものです。これにより、より多くの企業や研究機関への導入を推進し、新たな市場を開拓していく計画です。
技術と製品の展望
シンクサイトは、GC技術のさらなる進化を目指し、技術的な強みを活かした新たな製品開発を進めます。また、VisionSort™で取得されるデータを用いた新しいサービスの創出にも力を入れる予定です。この取り組みは、医療やライフサイエンス分野における革新を加速させることを目指しています。
引受先と借入先
資金調達の引受先には、専門的な知見を持つ以下の企業が名を連ねています。
- - 株式会社脱炭素化支援機構(公式サイト)
- - KIRIN・GB投資事業有限責任組合(運営者:グローバル・ブレイン株式会社、公式サイト)
- - SMBCベンチャーキャピタル7号投資事業有限責任組合(運営者:SMBCベンチャーキャピタル株式会社、公式サイト)
また、借入先は株式会社日本政策金融公庫(
公式サイト)です。
まとめ
シンクサイト株式会社は、東京大学及び大阪大学で開発された先端技術を基に、研究開発を行うスタートアップ企業です。彼らの目標は、医療の発展と革新を通じて、より良い治療法と診断技術を提供することです。先端技術が結集したGC技術の商業化に向けた大胆な取り組みは、今後の医療分野に大きな影響を与えることでしょう。詳しくは、
シンクサイトのウェブサイトをご覧ください。