タニウム、AI搭載の新機能「Tanium Ask」を発表
タニウム合同会社は、AI技術を基盤にした新しい検索機能「Tanium Ask」の日本での提供を開始したと発表しました。この機能は、タニウムのエンドポイント管理プラットフォーム上で展開されており、組織が管理するPCやサーバーから、脆弱性の特定やパッチの適用状況を簡単に取得できます。
「Tanium Ask」の特徴
「Tanium Ask」は、直感的なインターフェースを通じて、ユーザーが日常的に使用する言葉で質問を入力できる点が特長です。たとえば、ユーザーは特定の端末のパッチ適用状況や、脆弱性を抱えるマシンのリストを求めることができます。この機能により、複雑なクエリを自動的に最適化し、専門知識がなくても効率的にデータを収集することが可能です。
質問例と活用法
実際に「Tanium Ask」では、以下のような質問を行うことができます。
- - パッチ適用後に再起動されていない端末をリストして
- - 特定の脆弱性があるマシンをリストして
- - バージョン情報に基づいて古いアプリケーションを特定する
このように、ユーザーが日常の言葉で尋ねることで、エンドポイント管理業務が飛躍的に簡素化されるのです。
導入の意義
タニウムのプラットフォームは、リアルタイムで数万以上のエンドポイントを管理しており、大規模な環境でも迅速に情報を得ることができるメリットがあります。しかし、従来の使用法には一定の専門知識が求められたことも否めませんでした。「Tanium Ask」の導入により、学習負荷を軽減し、より多くのユーザーが同様の効率でエンドポイントを管理できるようになります。これにより、業務の平準化が進み、人手不足の解消に寄与することが期待されています。
タニウムの背景
タニウムは、包括的なエンドポイント管理ソリューションを提供しており、IT資産の発見や脆弱性管理、エンドポイント管理の効率化を実現しています。世界中で3,400万以上のエンドポイントが管理され、Fortune 100企業の40%がそのサービスを利用しています。また、2025年9月から「Tanium Ask」は日本のユーザーに無償で提供されることが決まっています。
まとめ
タニウムの「Tanium Ask」は、これまでのエンドポイント管理に革命をもたらす機能です。AIの力を借りて、データ収集の効率を高めるとともに、セキュリティ対策への一助としても大いに役立つことでしょう。企業におけるITの高度化が進む中、今後の成長が非常に楽しみです。
詳細な情報は、
Tanium公式サイトもご覧ください。