新たな寄付の形を作るSyncableの革新
寄付者とのコミュニケーションを深める新機能
株式会社STYZが運営する寄付決済プラットフォームSyncableは、NPO(非営利法人)が寄付画面に独自の質問を設定できる「寄付画面のカスタム項目」編集機能を新たに導入しました。この機能の導入により、NPOは寄付者からの情報を柔軟に設計でき、団体運営の改善や寄付者の負担軽減が期待されています。最近では、60以上のNPOがこの機能を利用し、寄付者とのつながりを強化しています。
カスタム項目機能とは
Syncableが提供する「カスタム項目」機能により、NPOは寄付フォームに特定の質問を追加し、寄付者に対してより詳細な情報を確認できます。例えば、寄付者の名前を公にする許可を求める項目や、反社会的勢力との関係についての同意を求める質問を設定することが可能です。この機能を活用することで、各団体は自らのニーズに合った寄付者情報を手に入れやすくなり、透明性を保ちながら寄付者とのコミュニケーションの質が向上します。
実際に設定できる項目例
NPOが寄付者の名前を活動報告に掲載する際、事前に許可を得ることでプライバシーへの配慮を行いつつ、透明性を確保することができます。
この項目により、寄付者が反社会的勢力と無関係であることの同意を得ることで、NPOの信頼性を高めることができ、コンプライアンスの強化につながります。
寄付者の個人情報保護を徹底するため、取り扱いに関する同意を得る項目も追加することが可能です。これにより、寄付者に対する信頼感が醸成されます。
寄付者の所属についての質問を加えることにより、NPOは寄付者との関係をより深め、将来的な連携やさらなる支援の可能性を持つことができます。
設定方法は簡単
この新機能は、団体の管理画面から簡単に設定できるため、非営利法人が直感的に操作できるユーザーインターフェースが提供されています。具体的な設定手順は以下の通りです。
1. Syncableに登録済みの団体が管理画面にアクセス
2. 寄付利用設定を開く
3. 「カスタム項目を編集する」を選択
4. 任意の項目を追加
5. 保存して公開するボタンを押す
詳しい手順については、Syncableの公式FAQページで確認できます。
Syncableのビジョン
Syncableは「社会にオルタナティブなお金を生み出す」というミッションのもと、2016年に設立され、今や国内で4,500以上のNPOが登録するデジタルファンドレイジングサービスに成長しました。寄付を通じて企業との連携を深め、社会的課題の解決を目指すSyncableは、インクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」なども運営し、様々な支援の形を模索しています。これからも多様な寄付の形を通じて社会に貢献していく発展が期待されます。