秋田県立秋田高等学校『スポGOMI甲子園2024』の優勝チームが市長を訪問
2024年8月17日に行われた『スポGOMI甲子園2024・秋田県大会』で、秋田県立秋田高等学校の生徒3人組「家事野郎」が見事優勝を収めました。この大会は、15~18歳の高校生たちが3人1組のチームを組み、制限時間60分内に決められたエリアのゴミを収集して、その質と量を競い合うイベントで、参加者はゴミ拾いを楽しむことで地域の環境問題に関する意識を高めます。優勝した「家事野郎」は、成果を報告するために秋田市の穂積市長を訪れました。
市長との交流
表敬訪問は2025年1月21日、秋田市役所本庁舎の市長応接室にて行われました。穂積市長は、参加した高校生たちの取り組みに対して感謝の意を表し、現在進行中のさまざまな施策についても話されました。「ごみを拾うことに関心を持ってもらえて嬉しく思っている。」と市長は語り、ゴミの持ち帰りを促す施策などへの意気込みを示しました。また、若い世代のアイディアに期待を寄せており、「これからも大会を続けて欲しい」とのコメントもありました。
優勝チームの思い
「家事野郎」のメンバーは、秋田県大会の際に練った作戦が功を奏し、多くのごみを拾うことに成功したと振り返ります。特に、普段の生活の中では見えなかった場所に多くのゴミが落ちていたことが衝撃的だったと述べ、今後もゴミ拾いを継続していきたいという意志を示しました。
全国大会では多くのチームがスカイツリー周辺を対象にしたため、自チームは住宅街や駐車場を探索したものの、収集できるごみが少なく、成績には結びつかなかったことを語ります。「一人でごみを拾うのはつまらないけれど、仲間となら楽しくできる」と、遊び心の要素も大切だと感じている様子でした。来年度は受験を控えているため参加できないものの、後輩たちにスポGOMI甲子園の楽しさを伝えたいとの意向も明らかにしました。
プロジェクトの背景
『スポGOMI甲子園』は、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として開催されています。2018年から推進されているこのプロジェクトは、国民一人ひとりが海洋ごみの問題を理解し、社会全体での意識向上を目指しています。これにより、地域の環境問題に積極的に取り組む若者たちが育っていくことが期待されています。
参加者への期待
穂積市長が述べたように、高校生たちがごみ問題に対して意識を持つことが、秋田市及び地域社会にとっても大変重要です。地域の清掃活動を応援し、未来の世代が環境問題を考えるきっかけとなることが望まれています。今後も『スポGOMI甲子園』を通じて、多くの若者が参加し、彼らの意識向上が期待されます。地元の高校生たちの意識がさらに高まることで、持続可能な社会の実現にもつながるでしょう。