院内学級の現状と交流会の重要性
院内学級は、病気による療養を行う子どもたちが学びの場を持てるように設けられています。このような支援環境は、単に教育を受ける場を提供するだけでなく、子どもたちに「生きる力」を育む上でも極めて重要です。ただし、院内学級においては多くの課題が存在し、担当者が孤独を感じることも多いのが現実です。学習時間の確保や医療機関との連携、教育機関との関係の調整など、解決すべき問題は山積しています。
この度、認定NPO法人ポケットサポートが主催する「院内学級担当者交流会&ワークショップ」が2025年10月18日(土)にオンライン形式で開催されることが決定しました。このイベントは、全国の院内学級の担当者や教育関係者を対象に、現場の実情を共有し、質の高い支援の実現を目指すものです。
イベント開催の背景
院内学級では、治療と並行して学ぶという特異な環境のため、学習時間を十分に確保することが難しい場合が多いです。さらに、評価方法の見直しが必要であることや、担任の負担、医療と教育機関との調整の難しさなど、多角的な視点からの課題があります。
このような状況を踏まえ、交流会では参加者同士の対話を通じて、新しい視点や解決策を得る場を提供します。複雑な問題に直面している現場の声をしっかりと聞くことで、これまで浮かび上がらなかった解決の糸口が見つかることを期待しています。
交流会の詳細情報
- - イベント名:院内学級担当者交流会&ワークショップ
- - 日時:2025年10月18日(土) 13:00~16:00
- - 形式:オンライン(Zoom)
- - 参加対象:全国の院内学級担当者(経験者含む)、教育関係者
- - 参加費:無料
- - 主催:認定NPO法人ポケットサポート
- - 後援:文部科学省、岡山県教育委員会
- - 助成:タケダ・ウェルビーイング・プログラム2025
プログラム内容
交流会では、以下のアジェンダが予定されています:
1. 開会挨拶・趣旨説明
2. 参加者同士で自己紹介(1人1分)
3. 講演:「子どもたちの学びを支える取り組み」
- 講師:砂澤 敦子先生(山梨大学医学部附属病院 院内学級)
4. 参加者による意見交換(45分)
5. テーマトーク(30分)
6. 全体共有(20分)
7. まとめ・閉会挨拶
参加申し込み
参加希望者は、以下のリンクから事前申し込みを行ってください。申し込み締切は10月13日(火)です。
参加申込はこちら
この交流会は、同じ課題に取り組む仲間と出会い、意見を交わし合う貴重な機会です。院内学級に対する理解を深め、支援の質を向上させるための第一歩として、ぜひご参加ください。