NOKの新技術センター
2025-06-05 15:18:28

NOKが中国・無錫に新技術センターを設立しEV市場へ進出

NOK、中国・無錫に新しい技術センターを開設



NOK株式会社は、2025年3月に工場設立から30周年を迎えるにあたり、中国の無錫市に「NFC技術センター」を新たに開設しました。この新技術センターの設立は、電動車(EV)市場への迅速な対応を図り、今後の成長領域に特化した発展を目指す意図があります。

新センターは、NOKグループの中国におけるシール事業を統括するNOK-Freudenberg China(NFC)の管理下にあり、同グループの最大の生産拠点であるウーシーNOK-Freudenbergオイルシールの第一工場内に配置されています。新棟は、設計や実験、営業といった各機能を組織化し、部門間の連携を強化することを目的としています。

技術センターの目的と機能


この開設は、NFCが掲げる「Essential Core Manufacturing」に基づき、社会に欠かせないモノづくりを支えるキーとなる施策です。新技術センターの設置は、EV市場に対応するための新製品開発力の向上をもたらし、コスト削減や開発スピードの加速に寄与する狙いがあります。

新棟は、地上4階建てで延べ面積は24,630㎡に及び、生産能力を20%拡張できる余地を確保しています。約200名の従業員が常駐し、集中的な開発・生産体制を構築。特に、モビリティの足回りやバッテリー向けの高機能シール製品の開発に注力することで、新たな成長のドライバーを生み出しています。

WNFの30年の歴史


ウーシーNOK-Freudenbergオイルシールは、1995年に設立されて以来、日系や欧米系の自動車メーカーにシール製品を提供してきました。近年、EV市場の拡大に伴い、新たな技術開発に取り組むとともに、マーケティング活動を通じて顧客のニーズに応じた製品を次々と市場に投入しています。

30周年記念式典と新センターの役割


5月29日には、中国の政府関係者やビジネスパートナーを招待し、新しい技術センターの開所式とウーシーNOK-Freudenbergの創立30周年を祝う式典が開催されました。NOKグループの象徴としてのこの新施設は、技術開発を支えながら、地域経済と産業の発展に寄与することが期待されています。

ご挨拶


「NFC技術センター」の設立を祝い、NOKシーリングソリューションのCEOである折田純一氏は、30年の歩みの中で得た成長を基に、中国市場におけるさらなる発展に向けて、付加価値の高いソリューションを提供し続ける決意を表明しました。また、NFCの総裁である黄鳴曦(ファン ミンシ)氏も、両グループの協力を強調し、このセンターが新たな成長の長期的コアとなることを確信しています。

まとめ


NOKの新しい技術センターは、単なる生産拠点に留まらず、イノベーションの源として、EV市場における競争力を一層高める役割を担っています。今後の動向に注目が集まる中、NOKは国内外での成長戦略を強力に推進し続けていくでしょう。


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