社会インフラの未来を切り拓く
日本の社会インフラは、自然災害の頻発や老朽化といった大きな課題に直面しています。これらに対処するためには、限られたリソースを最大限に活用した適切な対応策を講じる必要があります。そんな中、パシフィックコンサルタンツ株式会社と株式会社JIJが協力し、数理最適化技術を活用した新たなプロジェクトを始めました。
プロジェクトの背景と目的
最近の日本においては、大規模災害が増加しているだけでなく、既存の社会インフラも急速に老朽化しています。この状況を受け、効率的な計画立案が求められています。計画の作成には多くの変数や制約条件が絡むため、特に最適化問題の解決が重要です。伊勢志摩に拠点を持つパシフィックコンサルタンツは、将来的に量子技術の導入も視野に入れ、この課題に取り組むことを決定しました。
PoCの概要
新たに開始されたこの「概念実証(PoC)」では、JIJが開発した「JijZept」という数理最適化プラットフォームが使用されます。このプラットフォームは、量子アニーリングと古典アルゴリズムをハイブリッドで活用し、老朽化インフラの修繕や投資に関する最適化モデルの構築を行います。数理最適化技術の適用可能性や解答の精度、計算効率を検証することが目的です。
将来に向けての展望
このPoCから得られた知見は、今後、交通や物流、広域避難計画など、様々な社会インフラ課題に応じた数理最適化基盤の構築へとつながることが期待されます。両社は、量子技術を用いた新しいソリューションが持続可能な社会インフラの実現へ寄与することを目指しています。
企業概要
パシフィックコンサルタンツ株式会社は、1951年の創立以来70年以上にわたり、数多くの社会インフラプロジェクトに関わってきたリーディングカンパニーです。「未来をプロデュースする」をビジョンに掲げ、安心して暮らせる社会の実現に向けて、新たな価値を創出しています。
株式会社JIJは、2018年に設立され、企業向けの最適化ソリューションを提供しており、特に量子・古典ハイブリッド技術を強みとしています。両社の協力により、社会インフラ分野の革新が進むことが期待されており、今後の展開に注目です。