オフィスでの生理用品常設サービス「サニパ」が始動!
サッカロン株式会社が1月19日より、新しい生理用品の提供サービス「サニパ」を開始しました。このサービスは、オフィス内に生理用品を常設し、女性従業員が手軽に利用できるようにするものです。日本社会における生理についての認識が高まりつつある中で、どのようなメリットがあるのかをまとめてみました。
サービス提供の背景
近年、オーストラリアやスコットランドをはじめとする国々では、生理用品を生活必需品とする動きが進んでいます。特にオーストラリアでは生理用品に対する課税が撤廃され、スコットランドでは生理用品の無料配布が法律で定められました。日本でも、フェムテックの普及や行政・教育機関での生理用品の無償提供が広がり、社会的なインフラが求められています。 サッカロンが実施した調査によると、月にかかる生理用品の支出が「501〜1000円」が最も多く、約45%の女性が金銭的な負担を感じていることがわかりました。また、オフィスでの生理用品不足に関する声も寄せられており、多くの女性がこの問題に苦しんでいることが明らかになりました。
「サニパ」とは何か?
「サニパ」は、生理用品をオフィスのトイレに設置するサービスで、ナプキンとタンポンを取り揃えています。設置は簡単で、工事も不要。企業の意向に基づき、必要な場所にディスペンサーを設置できます。従業員が自由に生理用品を使えることで、働きやすい環境の実現を目指しています。
サニパの特徴
- - 品揃え:生理用ナプキン(普通用・多い日用)、タンポン(普通用・多い日用)を全4種用意。
- - 設置の簡便性:工事が不要で、対象となる企業の自由に導入可能。
- - ナチュラルな利用:ディスペンサーの設置により、従業員が精神的な負担なく生理用品を利用できます。これにより、業務中の不安や恥ずかしさを軽減できます。
モニター企業の募集
「サニパ」を無料で導入し、その効果を測定するモニター企業を30社募集しています。東京渋谷区内で従業員が50人以上在籍している企業が対象で、設置では個数や場所の相談も可能です。参加企業には、3か月間の利用を無償で行っていただき、その後に利用率や満足度を測定します。
代表からのコメント
サッカロンの代表取締役社長である佐藤悠介氏は、日本における生理用品の金銭的負担が女性にかかる影響について語っています。特に、長期的な視点から見れば、生涯にわたる生理のコストが約40万円に達することもあると指摘します。このような現状を踏まえ、企業が男女平等に給与を支払っているとしても、実際には自由に使えるお金に差が生じる場合があるという課題を提起しています。
「サニパ」は、そのような不均衡を解消するための第一歩として、生理用品をオフィスに常設する文化を根付かせることを目指しています。
詳細情報については、公式ウェブサイトをご覧ください。
会社概要
- - 社名:サッカロン株式会社
- - 所在地:東京都渋谷区渋谷3丁目6-2 エクラート渋谷5F
- - 代表取締役社長:佐藤 悠介
- - 設立:2021年8月
- - URL:https://sanipa.jp/