持続可能な漁業を支援する「MSCジャパン・アワード 2026」
日本事務所である一般社団法人MSCジャパンは、持続可能な水産物の普及を目指し「MSCジャパン・アワード 2026」を9月10日に開催します。今回で3回目となるこの授賞式では、国内でMSC(海のエコラベル)付き水産物の普及に貢献した事業者たちが称えられます。
世界の水産物問題
現在、世界の水産資源の約38%が過剰漁獲されており、その割合は50年前の3倍以上に達しています。これは水産資源の枯渇や生物多様性の危機を引き起こす深刻な状況です。こうした問題に対応するために国内外で認知されているのが、「MSC認証」と呼ばれる国際的な認証制度です。この制度は、持続可能な水産物の利用を促進し、未来へと繋がる資源の管理を目的としています。
アワードの意義
「MSCジャパン・アワード」は、特にこの「海のエコラベル」付き水産物の取り扱いを通じて、持続可能な漁業を支える事業者の奮闘を称えるための賞です。2025年度には、国内でのMSCラベル付き製品の販売重量が約2万トンに達し、これに寄与した商業者の貢献を感じる場となるでしょう。
授賞式の内容
授賞式は、受賞者と報道関係者のみを対象としたクローズド形式で行われます。当日は、各部門の受賞者が発表され、彼らによるMSCラベル付き水産物に関するプレゼンテーションも予定されています。アワードは、小売部門、メーカー部門、フードサービス部門、そしてコミュニケーション部門に分かれて行われます。
昨年の受賞者
参考までに、昨年の「MSCジャパン・アワード 2025」では以下の事業者が受賞しました。小売部門ではイオン株式会社、メーカー部門は株式会社ニッスイ、フードサービス部門には日本マクドナルド株式会社、コミュニケーション部門に日本生活協同組合連合会とコープデリ生活協同組合連合会が名を連ねました。また特別賞にはオリックス・ホテルマネジメント株式会社が選ばれました。
MSCの背景
MSCは1997年に設立された国際的な非営利団体で、持続可能な水産業の普及と発展を図ります。これまでに、世界70カ国以上で約22,000品目のMSC認証製品が販売されるに至りました。日本国内でも660品目が取り扱われ、イオングループやコープなどで手に入れることが可能です。
持続可能で適切に管理された漁業の証として、MSCの厳格な認証基準に合格した製品だけが「海のエコラベル」を取得します。この基準は、資源が持続可能であること、環境への影響が最小限であること、長期的な管理システムが確立されていることを必要条件としています。
まとめ
今後もMSCジャパンは、持続可能な漁業を支えるための活動を続けていく意向です。水産業の持続可能性を高めるために、各事業者が果たす役割の重要性が高まる中、アワードの受賞者たちの取り組みにぜひ注目してください。今回はアワードの授賞式の詳細と背景をお伝えしましたが、MSCの活動に関する最新情報は公式ウェブサイトでチェックできます。
詳しくは
MSCウェブサイトをご覧ください。