横浜能楽堂が贈る「ビジネスパーソンのための能楽入門」
この度、横浜能楽堂において、ビジネスパーソンを対象とした連続講座「ビジネスパーソンのための能楽入門」がスタートします。開講は7月で、全5回を通じて、能楽の基礎から深層までを探る内容となっており、芸術に触れながら、新たな発見を促すことを狙いとしています。
能楽は、650年以上の歴史を持つ日本の最古の舞台芸術として知られています。講座では、能楽の基本的な知識を学び、実際に体験することで理解を深めます。「学ぶ・体験する・観る・語る」という4つの切り口を通じて、参加者は能楽についての深い洞察を得ることができます。
VUCA時代に求められる新たな視点
変化の著しい現代社会、いわゆるVUCA時代においては、従来のビジネス手法だけでは通用しないことが増えています。その中で、今なお演じられ続けている能楽に触れることは、参加者に新たな視点や創造性をもたらすチャンスです。この講座では、教養としての日本文化の基礎を学び、ビジネスシーンに活かせる能楽の真髄を知ることができます。
講座の概要と詳細
具体的な講座の内容は以下の通りです:
日付:7月23日
内容:能楽の歴史や基本的な知識を学ぶ
講師:中村雅之(横浜能楽堂芸術監督)
日付:8月27日
内容:能楽の美意識や哲学について
講師:中村雅之(横浜能楽堂芸術監督)
日付:9月30日
内容:能楽師による実演、動きや謡を体験
講師:和久荘太郎
日付:10月16日
内容:公演「遊行の聖 弔いの心」を鑑賞し、能楽師との座談会
講師:山井綱雄
日付:11月26日
内容:参加者同士での対話形式で知識を深める
講師:中村雅之(横浜能楽堂芸術監督)
参加対象と費用
この講座は、多彩なビジネスシーンにおいて、日本の文化を語れる力を身につけたい方に最適です。さらに、能楽についてじっくりと理解を深めたい方も大歓迎です。
参加費は15,000円で、第4回の公演鑑賞チケット代が含まれています。また、別途参考資料代が発生することがあります。
定員は24名で、申し込みは6月16日から先着順で受け付けます。興味のある方は早めの申し込みをお勧めします。
講師陣の紹介
講座の講師は、能楽界の第一線で活躍する著名な方々が揃っています。中村雅之氏は、著書も多数出版しており、能楽の普及に力を注いでいる専門家です。和久荘太郎氏、山井綱雄氏もそれぞれの分野で高い評価を受けている能楽師として知られています。
まとめ
伝統と現代が交差するこの講座は、ただの学びにとどまらず、参加者一人一人の視野を広げ、新たな瞬間を体験する機会となります。能楽に触れ、「時代を生き抜く力」を見つけるために、この機会をどうぞお見逃しなく。