アジアのクラウドリーダー、メガゾーンクラウドがシリーズBラウンドで190億円調達!
アジアのクラウドマネージドサービス(MSP)であるメガゾーンクラウドが、2023年4月にシリーズBラウンドで190億円に及ぶ資金調達を完了しました。このプロジェクトは、同社にとって過去最高額の資金調達となります。メガゾーンクラウドは韓国内で最大のシェアを誇り、2019年のシリーズAラウンドでは約48億円を集めた実績がありますが、今回はそれを大きく上回ることとなりました。
シリーズBラウンドの概要
メガゾーンクラウドのシリーズBラウンドは、昨年の1次および2次に分かれて行われました。1次ラウンドには、韓国の著名な投資会社23社が参加し、その中には産業銀行、KB証券、サムスン証券などが名を連ねました。そして2次ラウンドでは、グローバルなクラウドSaaS企業であるセールスフォースを含む追加の9社が新たに投資しました。
セールスフォースは、企業と顧客を結びつける顧客関係管理(CRM)のリーダーとして知られ、クラウド技術を駆使してさまざまな業種のニーズに応えるソリューションを提供しています。このたびのメガゾーンクラウドへの投資は、同社のグローバルなビジョンを支援するものと位置付けられています。
デジタルトランスフォーメーションの加速
セールスフォースの日本代表、浅田賢氏は「メガゾーンクラウドとのパートナーシップを結ぶことができ、非常に光栄に思っています。韓国企業のデジタルトランスフォーメーションを共に推進できることを楽しみにしています」とコメントしました。また、韓国の企業がデジタルシフトを進める中で、B2B SaaSおよびプラットフォームサービスの需要がさらに高まると予測しています。
業界では、クラウドMSPビジネスがインフラサービスを越えて、AI、IoT、ビッグデータなどといったトータルなデジタルサービスを提供し進化していると言われています。今回のセールスフォースからの投資誘致成功によって、韓国だけでなくアジア太平洋地域においても、メガゾーンクラウドは新たなビジネス機会を切り拓くことが期待されています。
グローバル展開の加速
メガゾーンクラウドは、現在3,700社以上の顧客を有し、アジア市場で強力なクラウドソリューションを提供している専門企業です。韓国での成功経験をもとに、米国、カナダ、中国、日本、香港、ベトナムに支社を設立し、グローバル展開を進めています。これにより、国内のスタートアップ企業の海外進出もサポートする計画を進めています。
代表のMax Lee氏は「シリーズAに続き、シリーズBでも多くの投資者が参加してくれたことに感謝しています。今後は、顧客と強い競争力を持つパートナーとの相互協力を強化し、一緒に成長していくことを目指します」と語ります。
さらに、ユン・ジュンソンCSOは「30社以上の重要企業と緊密な協力体制を構築しており、今後のビジネス展開に大きなシナジー効果を期待しています。下半期にはシリーズCラウンドの準備も進めており、さらなる資金調達を目指します」との展望を示しました。
まとめ
メガゾーンクラウドの今回の資金調達は、それ単体の資金集めにとどまらず、韓国の産業全体に対する影響を与える可能性を秘めています。デジタル変革が加速する中で、同社の成長が今後の韓国、ひいてはアジア市場におけるテクノロジーの進化にどれほど寄与するかが注目されます。今後の展開にも注目が集まることでしょう。
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