東京にある5つの大学から集まった学生たちが、北九州市内で働く企業の魅力を動画で発信するためのワークショップを開催しています。このワークショップは、参加者が北九州市の企業を紹介する動画制作を通じて、地域の活性化を目指すものです。
この第1回目のワークショップでは、学生たちがメインテーマ『首都圏から北九州市の企業をバズらせよう!』を掲げ、企業のインパクトを引き出すために動画の絵コンテを作成中です。参加するのは、明治大学、日本大学、亜細亜大学、中央大学、東京情報デザイン専門職大学と多彩な顔ぶれ。今回は26名の学生が7チームに分かれて、お互いのアイデアを競い合います。
9月13日に行われるこのプレゼンテーションでは、各チームが制作した絵コンテをもとに発表を行い、最も優れたアイデアには表彰が行われます。その後、学生たちの手によって作成された絵コンテは、最終的に動画として企業の公式SNSで配信される予定です。フォロワーが1,000万人を超える企業のSNS上で、彼らの作品がどのように広がっていくのか、非常に楽しみです。
この活動には、株式会社ゼンリンをはじめ、大英産業株式会社やスターフライヤー、岡野バルブ製造株式会社、タカギ、ドーワテクノスなど、地元企業7社の協力があり、それに加えてTastemade Japan株式会社が動画制作を担当します。学生たちは、実際の企業の背景や仕事について学びながら、映像制作の技術に磨きをかけます。
ワークショップは8月5日に第1回が行われ、参加者は北九州市の歴史や文化、雇用情報、企業についての理解を深める貴重な機会がありました。次のステップとして、令和6年10月には北九州市内での動画撮影が予定され、11月には制作した動画が一般に公開されます。また、最優秀チームは来年2月に北九州市を訪れ、実際の企業見学を行うことになっています。
このプロジェクトを通じて、大学生たちは地域を理解し、そこに住む人々の生活や働き方を知り、さらに自らのアイデアで企業の魅力を引き出す力を身に着けることが期待されています。東京の学生が北九州市の企業を盛り上げるために、彼らの情熱と創造力がどのように発揮されるのか、今後の展開から目が離せません。