PingCAPが「JAWS DAYS 2025」に協賛
PingCAP株式会社は、2025年3月1日(土)に開催されるJAWS-UG(AWS Users Group – Japan)の最大イベント「JAWS DAYS 2025」に、Diamondスポンサーとして協賛します。全国のJAWS-UGメンバーが中心となって企画されるこのイベントでは、最新技術からビジネス、ライフスタイルに至るまで、幅広いテーマのセッションが用意されています。
開催概要
このイベントの概略は以下の通りです。
- - 名称: JAWS DAYS 2025
- - 日時: 2025年3月1日(土)
- - 会場: 池袋サンシャインシティ 展示ホールA(東京都豊島区東池袋3-1)
- - 主催: JAWS-UG
- - 後援: アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
- - 参加費: 有料(事前登録制)
- - URL: JAWS DAYS 2025
セッションの詳細
本年のセッションは、2025年3月1日(土)13:10〜13:50にE会場で行われます。
セッション名: ここがつらいよ分散SQLデータベース
分散SQLデータベースの重要性が高まる中、本セッションではPingCAPの分散SQLデータベース「TiDB」を題材とし、その実運用の課題や辛さについて詳しく解説します。
セッションは前半と後半に分かれて構成されており、まず前半ではTiDBのアーキテクチャに関する技術的な観点から説明します。MVCCや分散トランザクション、Raftアルゴリズムによる分散一貫性など、これらのコア技術がどのように一貫性とスケーラビリティを両立させているのか、その設計思想を探ります。
後半では実際の運用現場で遭遇する課題に注目し、OLTPチューニングの研究やクエリ最適化の課題、移行の複雑さ、運用の現実といったポイントについて包み隠さず議論します。分散SQLデータベース特有の難しさやその対策についても貴重な情報を提供します。
登壇者
- Senior Solution Architect: 小板橋 由誉
TiDBについて
PingCAPの主力製品であるTiDBは、世界中で3,000社以上の企業に導入されており、金融業界、Eコマース、ゲーム、コンテンツサービス、ロジスティクスといった多様な業界で活用されています。これにより、TiDBは従来のリレーショナルデータベースと比較して、優れたスケーラビリティと高い可用性を提供します。
TiDBはMySQLやPostgreSQLと互換性があり、クラウドネイティブなアーキテクチャを持ち、HTAP(ハイブリッドトランザクション/分析処理)機能を魅力的な特長としています。さらに、TiDBの機能をクラウド上で利用するためのフルマネージドサービス「TiDB Cloud」も展開しており、こちらはスケーラビリティとコスト効率に優れたソリューションとして注目されています。特に、OpenAIのChatGPTと組み合わせた「Chat2Query」は、データベースとAIを融合させた革新的な技術として、リアルタイムでデータを分析し、クエリを自動生成する機能を提供しています。
PingCAPについて
PingCAPは2015年に設立され、クラウドネイティブなオープンソースデータベースソリューションを提供する企業です。その社名には、ネットワークの疎通を確認するコマンド「Ping」と、CAP定理の「CAP」を組み合わせた意味が込められています。PingCAPはその名の通り、一貫性、可用性、ネットワーク分断への耐性の3つを全て満たすための技術的挑戦を続けています。
会社情報
- - 会社名: PingCAP株式会社
- - 所在地: 東京都千代田区大手町2丁目6番4号 TOKYOTORCH 常盤橋タワー 9F
- - 代表者: Eric Han
- - 設立: 2021年3月15日
- - 事業内容: 分散型NewSQLデータベース「TiDB」を主力とするオープンソースのソリューション提供
- - URL: PingCAP
PingCAPは、著名な投資会社からも資金を調達し、着実に成長を続けています。エンタープライズ向けソフトウェアの提供に取り組んでおり、その先進的な技術が特に注目を集めています。