AI時代における知財インフレの新たな挑戦
2026年2月9日、東京都港区に本社を構えるリーガルテック株式会社が、AI時代において進む「知財インフレ」に対応した新しい知財AIプラットフォーム『MyTokkyo.Ai』を発表しました。このプラットフォームは、日本企業が直面している知財活動における新たな課題を整理し、AIの進化を背景にした構造変化を明確に示すものです。
知財インフレとは?
知財インフレの概念は、発明がもはや限られた資源ではなくなったことを意味します。生成AIやAIエージェントの進展により、各企業の研究開発や業務改善の現場で、新しい発明が飛躍的に増加しています。これにより、知財の供給は従来の枠を超え、爆発的な増加に至っています。
従来では、限られた人数の研究者や技術者が出願する希少な発明でしたが、今やAIが日常的に新しい設計やアルゴリズムを生成することで、発明の候補が大量に生まれる状況が常態化しています。この変化において重要なのは、「どの発明を選び、どのように活用するか」という判断です。この現象をリーガルテック社は「知財インフレ」と名付けました。
日本企業の現状と構造的な課題
現在、多くの日本企業は、出願件数をKPI(重要業績評価指標)とする運用が続いています。このような知財活動は、「特許を取得すること」を目的としており、本当の発明の価値が十分に検討されないまま埋没しているケースが散見されます。また、競合企業が知財を押さえることで、相対的に競争力を失うリスクも存在します。これが、知財が経営判断に生かされず、単なるコストとして扱われる理由でもあります。
この知財インフレ時代には、判断を後回しにしてしまうことで、企業の競争力に直結するリスクを抱えることになります。
Tokkyo.Aiの提供する新しい知財インフラ
リーガルテック社は、Tokkyo.Aiによって、知財インフレの時代に必要な新しい判断インフラを提供します。主な機能は次の通りです:
1.
AIエージェントによる特許特化のディープリサーチ
膨大な特許データをもとに、高度な調査を自動化します。
2.
明細書・請求項のドラフト生成
発明メモや設計情報を基に、迅速に出願に必要な文書を作成します。
3.
AIによる価値・リスク評価
技術的価値や市場性、競争リスクを客観的に可視化します。
4.
判断プロセスの可視化
出願、非出願、秘匿、ライセンスといった意思決定をデータとして整理します。
これにより、知財は単なる管理対象から、経営における重要な判断資産として再評価されることになります。
AX時代に向けた展望
さらに、AIが進化するAX(AI Transformation)時代では、様々な産業がAIを基盤として新たに設計されていきます。そして、この変革の過程で生まれる膨大な発明をどのように選別し、資産として循環させるかが企業の競争力を左右するカギとなります。
会社概要
リーガルテック株式会社は、AIとデータ技術を駆使して法務・知財領域の高度化を支援しています。主な製品であるAIエージェント型知財プラットフォーム『MyTokkyo.Ai』の開発・提供を行っており、今後も市場における知財の価値向上を目指した取り組みを続けていきます。
公式ウェブサイト:
リーガルテック株式会社