ソフトバンクとJR各社による新しいイーサネット専用線サービス
ソフトバンク株式会社は、JR西日本光ネットワーク株式会社及びJR九州電気システム株式会社と協力し、鉄道沿線に敷設された光ケーブルを基にしたイーサネット専用線サービスの提供を2026年2月から開始します。これにより、高速かつ信頼性の高い通信インフラを実現し、様々な領域での活用が期待されています。
背景とサービスの必要性
現在、AIや自動運転技術の発展に伴い、大容量データの迅速かつ安定した伝送が求められています。特に、社会インフラの中核を成す通信インフラには、平常時だけでなく非常時でも安定して機能することが求められます。この動きは、主要都市間を結ぶバックボーンネットワークにも影響を及ぼし、低遅延で高い信頼性を持つサービスが必要不可欠となっています。
特に、データセンターの分散が進む中で、その立地選定には災害リスクの低減やエネルギー課題に対応する必要があります。九州などの地方へのデータセンター移転が進むことで、地域のデジタルインフラが強化されることが期待されています。
新サービスの特徴
このイーサネット専用線サービスは、ソフトバンクのWDM(波長分割多重)ネットワークと、JR西日本光ネットワーク及びJR九州電気システムのWDMネットワークを相互接続することで構成されます。具体的な特徴としては、次の3つが挙げられます。
1.
帯域保証型の専用線サービス - 各ユーザーに専有帯域を提供し、他のトラフィックの影響を抑えて安定した通信環境を実現。
2.
キャリアダイバーシティによる高可用性 - 光スイッチで異なる2つの経路を自動で切り替えられる冗長構成により、隙間なく通信断を回避。
3.
柔軟なネットワーク設計 - 各社のWDMネットワークを相互接続し、最適な通信ルートを選択可能にします。
活用の場
本サービスは、金融分野やデータセンター間の高速接続、AIインフラ、放送・メディアなど、多岐にわたる分野で活用が期待されています。特に、金融業界では高速取引におけるレイテンシーの最適化、データセンター間のバックアップや大容量データ転送など、さまざまなニーズに応えることができます。
また、災害時においても鉄道インフラの強固な設計を生かし、安定した通信を提供できることが大きな強みとなります。
企業連携の重要性
これらの取り組みを通じ、ソフトバンク、JR西日本光ネットワーク、JR九州電気システム各社は、地域に根ざした高信頼性の通信インフラを拡充し、地域のデジタル化を加速させることを目指します。安定した通信基盤の整備により、安全で持続可能な社会の実現に向けて共に支えていきたいと考えています。
企業情報
- - ソフトバンク: 通信業界におけるリーダーとして、移動通信、固定通信、法人向け通信サービスを展開しています。
- - JR西日本光ネットワーク: 鉄道沿線の光ファイバーを利用した独自のネットワークを提供し、地域のデジタルインフラを支えています。
- - JR九州電気システム: 九州エリアにおいて、光ファイバーを使用した高品質のサービスを展開しています。
本サービスに関する問い合わせは、各社の公式サイト及びメールにて受け付けています。