レジル株式会社がサンケイビルにRE100対応電力を供給開始
レジル株式会社は、脱炭素社会の実現に向けた熱意を込めて新たな取り組みを始めました。この度、サンケイビル・アセットマネジメントが運営する複数のオフィスビルに対し、同社の「再エネRE100メニュー」を提供することが決定されました。これは、トラッキング付きFIT非化石証書を利用して、実質的にRE100の要件を満たす電力を供給するものです。
このプロジェクトは、サンケイリアルエステート投資法人のScope2およびScope3の温室効果ガス排出量の削減を目指し、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを強化しています。レジルが提供するRE100メニューにより、サンケイリアルエステート投資法人の環境パフォーマンスは向上し、同社の資産価値の向上にも寄与します。
レジルの法人向け電力事業の概要
レジルは、2004年にスタートした「マンション一括受電サービス」で電力調達の実績を持ち、2016年から法人向けの電力小売サービスを展開しています。現在、約7,500件の中小法人や自治体に電力を供給し、顧客の脱炭素化を支援。その際、非化石証書を通じて再エネ比率の向上にも尽力しており、新規契約者には実質再エネ比率100%の電力を提供しています。
サンケイビル・アセットマネジメントとの協業
サンケイビル・アセットマネジメントは、サンケイビルグループの中核となる不動産アセットマネジメント会社で、J-REIT市場に上場するサンケイリアルエステート投資法人の資産運用を行っています。投資法人は、投資物件の価値の向上だけでなく、持続可能性に関するニーズにも応えることが求められています。
最近、ESG投資が高まる中で、投資法人は関係者の協力のもとで温室効果ガス排出量、特にScope3の削減に取り組む必要があります。この取り組みは、電力使用におけるコスト削減を実現するための大きなステップといえるでしょう。
温室効果ガス削減の新たな道
サンケイビル・アセットマネジメントの三吉久雄氏は、温室効果ガスの削減が運用資産の重要な課題になってきたと述べています。また、コスト削減と環境配慮の両立が非常に困難であったことも強調しました。しかし、レジルの提供するRE100対応電力によって、テナントへの追加負担をかけずに温室効果ガスの削減が可能になると期待されています。
レジルの企業理念と今後の展望
レジルは、「結束点として、社会課題に抗い続ける」を理念に、多様な社会課題に立ち向かう企業としての活動を展開しています。特に脱炭素に向けての取り組みは、分散型エネルギー事業やグリーンエネルギー事業などを通じて実現されています。今後も、レジルはさまざまな法人に対してコスト削減と脱炭素化を両立できるエネルギーソリューションを提供し、無意識の脱炭素を実現する社会の創造を目指します。
企業情報
- - 会社名: レジル株式会社
- - 証券コード: 176A
- - 本社所在地: 東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館 14階
- - 設立日: 1994年11月21日
- - 資本金: 3.5億円(2024年5月27日時点)
- - 公式HP: レジル株式会社
レジルの取り組みは、今後もさまざまな分野での脱炭素化の推進とともに、多くの企業がESGに基づいて持続可能な経営を行うためのモデルケースとなるでしょう。