ミズノ初!小売業向けワーク用スニーカー「FREEROAD EU 31L」が誕生!
スポーツ用品メーカーのミズノは、都内を中心に食品スーパーマーケットを展開するサミット株式会社と共同で、小売業向けワーク用スニーカー「FREEROAD EU 31L」を開発しました。ミズノが小売業向けにワーク用スニーカーを発売するのは今回が初めてです。
このスニーカーは、水や油が散らばったフローリングやタイルの床面でも高い耐滑性を発揮するよう設計されています。厚生労働省の発表によると、令和4年の労働災害における休業4日以上の死傷者数は過去20年で最多となっており、その中でも転倒による労災が全体の約4分の1を占めています。特に、小売業や清掃などの第三次産業での転倒労災は深刻な問題として認識されています。
「FREEROAD EU 31L」は、一見普通のスニーカーに見えますが、耐滑性に優れたアウトソールや、つま先補強に耐久性のある人工皮革を採用することで、作業中の安全性を高めています。さらに、クッション性にも優れているため、長時間履いても疲れにくい設計です。
「FREEROAD EU 31L」の特長
滑りにくいアウトソールとつまずき防止設計
「FREEROAD EU 31L」のアウトソールは、水や油が溝にたまりにくい特殊な意匠を採用しています。また、接地面を平らにする鏡面仕上げを施すことで、地面との接触面積を増やし、滑り止め効果を高めています。さらに、つま先を高くしたソール設計にすることで、つまずきによる転倒も防止します。
耐久性のある人工皮革でつま先を保護
作業中に特に傷みやすいつま先部分には、耐久性のある人工皮革で補強を施しています。アッパーには、建設、物流、製造などの業種で使用されているミズノのプロテクティブスニーカーと同じ人工皮革を採用することで、高い耐久性を確保しています。
クッション性抜群のソールで快適な履き心地
踵部分には、複数の独立した突起状設計で隙間を持たせた『セル構造』を搭載したミッドソールを採用しています。この構造により、荷重時に各セルがたわむことでクッション性を高め、衝撃を吸収します。さらに、ランニングシューズに採用されている柔らかなミッドソール素材『U4icX』を搭載することで、より快適な履き心地を実現しています。
ミズノのワークビジネス
ミズノは、1997年からスポーツ品開発で培った技術やノウハウを生かし、企業向けユニフォームの企画・販売を行っています。近年は、ワークシューズやワークアパレルなど、商品ラインナップを拡大し、建設業、運輸業、製造業など、さまざまな業種への展開を進めています。2027年度には、ワークビジネス事業で180億円の売上を目指しています。
「FREEROAD EU 31L」は、ミズノが培ってきたスポーツ技術と安全へのこだわりを融合させた、小売業で働く人にとって最適なワーク用スニーカーです。安全で快適な労働環境の実現に貢献することで、労働者の健康と安全を守り、働きがいのある社会の実現に貢献していくことを目指しています。