日本調剤株式会社は、全国の患者にもっと便利で質の高いヘルスケアサービスを届けるために、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を強化することを決定しました。このたび、オンライン診療や電子処方箋、オンライン服薬指導といったニーズに対応するため、患者の選択肢を広げる計画として「SOKUYAKU」との提携を大幅に拡大し、18店舗から745店舗に増やすことを発表しました。この新たな取り組みにより、すべての日本調剤の薬局で、オンライン服薬指導と処方薬の配送サービスを利用できるようになります。
SOKUYAKUとは
「SOKUYAKU」は、スマートフォンを使ったアプリケーションで、自宅やオフィスからオンライン診療を受けたり、服薬指導を受けたり、処方薬を迅速に受け取ることができるサービスです。アプリには、かかりつけ医や薬局の登録機能に加えて、お薬手帳機能や来店予約機能があり、これにより患者は待ち時間なしで処方薬を受け取ることが可能です。
日本調剤は、自社開発のオンライン薬局サービス「NiCOMS」の利用を促進しつつ、今後もオンライン服薬指導の重要性を認識し、さらなる推進に努めていく考えです。これにより、時代の変化に対応し、患者一人ひとりの生命や生活を支えるものとしています。
日本調剤の使命とサステナビリティ
日本調剤グループは、すべての人々が「生きる」という価値に向き合うことを使命として掲げています。また、企業活動を通じて医療やヘルスケア分野における社会的な問題解決にも取り組んでいます。グループのサステナビリティへの取り組みは、透明で公正な経営基盤の構築を目指し、医療分野における持続可能性追求に重きを置いています。
企業の背景
日本調剤株式会社は1980年に設立され、以来、日本国内における調剤薬局の役割を果たし続けています。現在では、全国各地に約4,000名の薬剤師を抱える調剤薬局のネットワークを持ち、ジェネリック医薬品の普及や在宅医療への取り組みなど、幅広い活動を行っています。
「SOKUYAKU」の導入によって、患者は時間や場所に縛られずに医療サービスを受けることができ、ますます利便性が向上します。本取り組みは、将来的に患者の生活の質を向上させるだけでなく、医療現場全体のDXを進める重要な一歩となるでしょう。
今後も日本調剤は、革新的な医療サービスを提供することで、超高齢社会におけるヘルスケアの進化をサポートしていきます。