品川区とキユーピーが手を組んだ「しながわボウルプロジェクト」
品川区は7月2日から4日までの3日間、品川区役所の食堂で「特製蒸し鶏のしながわボウル」を提供します。このメニューは、キユーピー株式会社との共同プロジェクト「しながわボウル」の第3弾として登場しました。話題のメニューは、7月6日の「サラダ記念日」にちなんでおり、地元の味を大切にした作品です。
特製蒸し鶏の魅力
新メニューの特製蒸し鶏は、やわらかく仕上げられており、玉ねぎをふんだんに使ったソースが特徴です。ボリューム満点で、これからの暑い季節にぴったりの一品となっています。区役所食堂で提供されるこのボウルは、職員や地域の住民に大変好評で、ぜひ一度味わってみてほしい逸品です。
今後は毎月異なるテーマでボウルを提供する予定です。次回は8月27日から29日まで、「野菜の日」にちなむメニューが用意されるとのこと。今後の展開にも期待が寄せられます。
食生活改善への取り組み
この「しながわボウルプロジェクト」は、品川区が「自然とバランスの良い食事が摂取できる環境づくり」というコンセプトを掲げています。令和5年度に実施された健康意識調査では、区民の3.3%が1日350g以上の野菜を摂取しているという結果が出ています。これは全国平均と比較しても低く、多くの区民が野菜不足に悩んでいることが分かりました。
また、バランスの取れた食事を日常的にしている区民の割合は52.3%となり、ほとんど半数の区民がバランスの取れた食生活を実践できていないことが明らかになりました。これを受けて、品川区は行政だけでは対応しきれない食生活の改善を目指して、キユーピーとの連携を深めることを決定しました。「サラダファースト」という理念を基に、食文化の振興と健康的な食事の普及を図っています。
プロジェクトの背景
「しながわボウル」プロジェクトは、月替わりで異なるメニューを提供しています。第1弾では「小松菜の日」に合わせた「小松菜とフライドチキンのしながわボウル」、第2弾は「卵の日」にちなむ「サーモンフライのしながわボウル」と、毎回テーマに沿ったメニューが話題となりました。具体的には、フライドチキンには小松菜が、サーモンフライにはタルタルソースが使用されています。これに対する区役所職員のアンケートでは、約62%が「また食べたい」と回答し、大変高評価でした。
今後も、品川区とキユーピー株式会社の共同で進める「しながわボウルプロジェクト」は、地域住民の健康増進に寄与することを目指し、新たなメニューの開発に注力していく予定です。皆さんも今後の「しながわボウル」に注目してみてはいかがでしょうか。地域とともに成長する食文化を感じられる貴重な機会です。