One World Linkが島根大学で特別講義を開催
2025年6月、One World Link株式会社の代表取締役である大松澤実絵氏が、島根大学松江キャンパスにて特別講義を行う機会を得ました。今回の講義のテーマは「Find Your Why(自分の“なぜ”を見つけよう)」であり、学生たちに向けて進路選びや人生の価値観を再確認する重要性が熱く語られました。
講義の内容と実体験
大松澤氏は自身の経験を基に、本当に情熱を注げる分野を見つけることがいかに重要かを説明しました。音楽大学に進学したものの、さまざまな挫折を経験した彼女は、アメリカに留学し新たな自己を発見します。その後のキャリア選択や、企業での経験を経て起業に至るまでの全てが、「Why」を見つける過程であったことを振り返りました。これらのストーリーは、学生たちに深く響きました。
講義の初めには、音楽の道を進むことからの転機や、アメリカでの留学によって得た国際的な視点について語られました。日本企業に貢献しようという志から起業に至った背景も共有され、キャリア形成における「Why」の探求が選択の指針となることを率直に述べました。
学生たちの参加とワークショップ
講義中、大松澤氏は学生たちが自らの価値観を洗い出すためのワークショップにも取り組ませました。ワークシートを用いて自分が何を大切にしているのかを明確にすることで、各自の「Why」と向き合う貴重な時間が設けられました。このプロセスが、学生たちに自己理解を深める助けとなることを目指しました。
グローバルな視点とIR開示支援
講義の後半では、企業のIR(インベスター・リレーションズ)に関する話題にも触れられました。大松澤氏は、英語でのIR開示が日本企業にとってどれほど重要であるかをデータを参照しながら解説しました。日本企業の約7割の株式は海外の投資家によって取引されているという現実を前に、伝わる英語による情報発信の必要性が強調されました。
また、文化の違いを考慮した効果的な表現力や、非言語コミュニケーションとバーバルコミュニケーションとの違いについても説明し、グローバル社会における効果的なコミュニケーション能力の重要性を訴えました。学生たちは、英文IR開示支援ツール「OWL Converter」や、最新の生成AIを使用した翻訳支援サービスについても学びました。これにより、グローバル化や英語のリテラシーといった重要な課題について多くの気づきを得ました。
学生の反応と大松澤氏の思い
講義を受けた学生たちからは、「自分のなぜを見つけることの大切さに気づいた。これは今後のキャリア形成に役立つ軸になる」といったポジティブな声が多く寄せられました。また、「“なぜそれをしたいのか”を問い直すことで、自分らしい道を選べると実感した」との感想もあり、講義が学生に与えた影響の大きさが伺えました。さらに、グローバルビジネスにおける情報発信の重要性に触れたことで、企業研究への視野が広がったとの意見もありました。
大松澤実絵氏のコメント
大松澤氏は、「このような機会をいただけたことに感謝しています。“Find Your Why”というテーマを通じて、学生たちが自らの価値観や未来に真剣に向き合っている姿が印象的でした」と述べ、講義の意義を強調しました。また、One World LinkのIR支援事業が企業の国際的な競争力に寄与する重要性についても触れ、「伝わる情報発信は持続可能な成長に欠かせません」と強調しました。
One World Link株式会社について
One World Link株式会社は、企業のコーポレートコミュニケーションにおける英語表現を専門に提供し、特に日本企業のグローバルな投資家との関係構築を支援しています。14年以上の経験を基に、決算報告書や財務資料、経営陣のメッセージなど、多岐にわたるIR開示文書において英文業務支援を行っています。企業とグローバルなステークホルダーとのコミュニケーションギャップを埋めるために努力しています。詳細は、
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